やめどきって難しい5

1年3ヶ月、向いていないサービス業を頑張ってこれた1番の理由は、月謝を安くしたいだった。

生徒としても、たくさんの先生と出会った不思議な時間だった。
絶対にリアルワールドでは話さないような人たちと毎日話しをしている。
しかも英語で。
そして、私の話を喜んで聞いてくれる!
そんな人、現実世界にはあんまりいないよ〜。

ということで、どんどんオンライン英会話にはまっていった・・・

いろんなキャンペーンがあって、参加するとメリットがあったので、参加して、いろんな国の先生とお話しよう、みたいなキャンペーンもあり、
結局、1年3ヶ月で多分、700人くらいの人とお話したと思う。
先生としても人と出会っていたから、もっとかもしれない。

すごく濃厚な時間?かもしれなかったけど、
ほとんど覚えていない・・・というのも事実。

色んな人に会いすぎて、今日誰と何を話したっけ?状態。

これは、充実感ないかもということで、
お気に入りの先生を見つけ、積極的かつ集中的に同じ先生と話をすることにした。こうすることによって、話の内容が発展するのではないか?という期待があった。

複数お気に入りの先生ができたので、先生によって話すテーマも違って、いろいろなタイプの会話が楽しめて、それは充実した時間だったのかも。

だけど、あるときから、こんなに英語学習に時間を当てていて・・・
何が得られるんだろう?と不安に思うように。
でも、量を減らしたら、それだけ1回分の授業料が高くなってしまうので、もっと受講して、お得に学習しなきゃ!って思ったし、
やめてしまったら、今までしてきたことが無駄になっちゃうからやめられない。少しでも学習時間を減らすと、せっかく積み重ねてきたことが無駄になるって不安にもなっていた。

楽しくてしているわけじゃなくて、なんだかわからない不安に追い立てられて日々を消費している、そんな感覚。

充実感や達成感、そういったものを求めていたのに、どうやって、それを手に入れるのかわからない、そんな日々が続いていた。つづく


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