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補助金てよくわからんし面倒だ

私は、企業主導型の保育園を作る為に平成30年の3月19日に会社を登記しそこから一年半ほどかけて、準備をしました。

新規の募集は一旦行われないであろうと言われている企業主導型保育事業。
日頃の運営に対して補助金を出してくれる運営費とは別に、整備費(建物や場所を確保したり設備を整えるために使うお金に対しての助成金)も3/4出してくれるという強力な補助金なんです。

その中で、「え?なんでなん?」と思った点を少しお話ししてみたいと思います。結構理不尽な要件を満たさないといけないものってあるんですよ…

これが全ての補助金関係に当てはまるのかといったらそうではないのですが、そのような性質があるんだな、といったことがわかることで何かのお役に立つといいなと思っています。
まぁ、あんまりないと思うけど…笑

〇建物の面積分しか出ない賃借料補助

私は、土地を借りています。なので、賃料を払います。
建物を建てる際、すでに土地の代金は払わないといけない状態になっていることがほとんどだと思います。賃貸借契約書を結んでおかないと貸してくれませんし、申請先に提出が求められるので(たしか笑)事前に契約を締結します。
当然、運営は始まっていないので、工事期間中はどんどん出費がかさむわけですね。そこに対して負担軽減の為、補助しましょうといった類のものになります。しかしながら、「それの対象になるのは建物の面積分だけですよ」ということになるんです。

たとえば
100万円の賃料を毎月払う土地を借りたとして半年間の工期だと仮定します。なので、総賃料は600万円です。
建物の面積がおよそ半分だとすると、補助してくれる金額は半分の300万円ということになります。

工事をするために隣接する土地を使用する場合もあるだろうし、建物が建つ部分以外にも機材や建築材料だって置くでしょうし、工事をしてくれる業者さんの車だって乗り入れます。
出してもらえるのはありがたいのですが、工事の為に使っているのだから、そこが対象にならないというのはなんだか変な気がします。

で、運営が始まると土地に対しての賃借料補助は無くなります。
テナントで運営している保育園には運営が始まってからも出るんですよ?

謎。

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【毎週日曜日更新】 お金もない、経営も保育もやったことがないのに園舎まで建てて、ゼロから保育園を作っちゃった人の七転八倒物語。うまくいった…

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