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【龍は神か邪神か?】人気アニメ ドラゴンボールからの考察

日本では龍を祀る神社や神話が数多くありますよね。

なんだか龍って見た目もカッコいいし、龍を信仰している人も日本人には多くいるかと思います。

そこで、今回はドラゴンボールのタイトルにもなっている『神龍(シェンロン)』から、龍の存在や在り方について考察したいと思います。


◇人間の願いを叶えてくれる有り難い存在


ドラゴンボールを7つ集めると、突然空が暗くなり神龍(シェンロン)があらわれて言います。

『どんな願いも一つだけ叶えてやろう~』


ここでの注目は「どんな願いでも」の部分です。

神龍はその願いが人間から見たときに、良い願いでも、悪い願いでも叶えてしまうのです。


◇ドラゴンボールの物語では、龍は神様が創り出した創造物


このアニメでの龍=神龍は、地球の神様によって生み出された創造物、という設定です。

お願いをする人間側も『神様』にお願いする、というよりはドラゴンボールを全部集めたご褒美として『龍』にお願い事をするストーリーになっています。

この立ち位置を俯瞰してみると、「龍」と「人間」の間には上下の関係性は感じません。

具体的に現実の社会に当てはめて考えると、宝くじが当たった時の当選金を引き換える『銀行』のような存在にも感じます。

その宝くじで当たったお金をどう使うかは本人の自由ですし(笑)


◇龍には人間の「念」が乗り移る?


そんな便利なドラゴンボールですが、使う人間側が「利己的」な願い事ばかりしてきた為、ある時から7個のドラゴンボールに邪悪な念が乗り移った

「7頭の邪悪龍」


となって人間の前に現れてしまいます。

その力はとても強大で、すべての邪悪龍を倒さない限り元のドラゴンボールには戻りません。

これはまるで、自分のカルマを自分で解消することと同じに感じますね。


◇すべては人間次第


ここまでの検証で思えることは、龍はもともとフラットな存在なのではないでしょうか?

そこに人間が勝手に善悪をつけているように思えてなりません。

日本には各地に龍神を祀っている神社がありますが、金運や引き寄せなどの『お願い』を目的に参拝している人も数多くいると思います。

しかし、ドラゴンボールのストーリーのように利己的な願いや念が神社の「場」に立ち込めることで、その場が邪気に満ちてくる・・・ なんてことも考えられますよね。

それこそ邪悪龍が出てきそうです・・・(笑)

そうなると神様どころか、カルマを生み出す仕掛けのようになってしまいますね。


ところでドラゴンボールって本来は、

神様が人間に「知恵と勇気と希望」を持たせるために生み出したアイテム

なんですよ。


なので龍を過度に神格化したり依存することなく、ドラゴンボールの主人公である孫悟空のように、自分の力を信じ、ひたすら努力する姿勢が大切なのだと思います。

やっぱりこの世の法則は

自力の後に他力あり


ですから。

『龍』という幻想に頼ることなく、自分の持つ可能性と能力を信じ、楽しみながら進んでいけると最高ですね。


最後までお読み頂きありがとうございました。

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