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そのひと言に救われます。

ご覧いただき、ありがとうございます。

2つ前の投稿で、盲導犬にできることを書きました。
たくさんの方に読んでいただけて嬉しいです!

改めて書きますが
盲導犬にできる作業は
①障害物をよける
②曲がり角を教える
③段差を教える
主にこの3つです。

誤解されがちですが
盲導犬はナビはできません。
どこどこまで連れて行って!と指示をしても
一歩も進んでくれません(笑)
あくまでも、ユーザー(視覚障害者)が頭の中に地図を描き
パートナーが教えてくれる曲がり角や段差を手がかりに歩いています。

もう1つ誤解されがちなことがあります。
それは、盲導犬は信号の判断はできないということです。
犬は色の判別ができないので
青なのか、赤なのか、教えてくれるわけではありません。
あくまでも、ユーザーが
周囲の音(車の音や人の足音など)を頼りに判断します。
時々、音の鳴る信号機もありますが
早朝や夜間は騒音になるとのことで、音が止められてしまいますし
音響が付いていない信号機も多いです。

目をつぶって、想像してみてください。
車が停まっているから青かなと渡ろうと思ったら
ちょうど赤に変わったところで
車が発進する直前だったかもしれません。

危ないですよね?

前の人について行ったら、実は赤だった、ということもあります。
人の動きも判断材料にしているので
無理な横断はしないでください(切実)

目の見えない人、見えにくい人にとって
信号を渡るのは命がけだということを
どうか知ってください。

そして、もし、盲導犬を連れた人や、白杖を持った人が
信号を渡ろうとしていたら
「青ですよ」「赤ですよ」「点滅していますよ」など
ひと声かけていただけると助かります。
勇気の要ることかもしれませんが
あなたのそのひと言で、命が救えるかもしれません。

特に盲導犬がいると
犬が教えてくれるから大丈夫なんでしょうと思われがちですが
盲導犬はスーパードッグではありません。
できることはほんのわずかです。
盲導犬とユーザーは2人6脚、力を合わせて歩いていますが
周囲の方の助けが必要な時もあります。

青ですよ、赤ですよ

そのひと言に救われます。

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