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犬は日陰が分かるのか?

ご覧いただき、ありがとうございます。

関東もいよいよ梅雨明けし
猛烈な暑さが続いています。

さて、この暑さの中、盲導犬を連れて歩くのは過酷です。
できるだけ日中の外出を避けたり
タクシーを利用したり
クールのお洋服を着せたり
保冷剤を首に巻いたり
さまざまな対策を講じています。

その中で、できるだけ日陰を歩きたいという気持ちがあるのですが
果たして、犬(盲導犬)は日陰を理解できるのでしょうか?

盲導犬協会の訓練士さんにお尋ねしてみたところ
涼しさを敏感に察知する子もいるけれど
訓練で教えられるかというと難しい…とのことでした。

なるほど。

盲導犬は基本的には左側歩行するように訓練されています。
ももこの場合も、一生懸命左側に寄って歩いてくれるのですが
例えば、歩道の左側が日向、右側が日陰の場合
私は右側を歩きたいわけですが
左側を死守したいももこを説得し
なんとか右側を歩いているのが現状です。
でも、本当はそれをしてしまうと
盲導犬のお仕事を邪魔してしまうことにもなるので
左寄りがしっかりできていることは誉めてあげなくてはいけません。

んー難しいですよね。

私の場合は、少し見えるので、日陰を探すことはできるのですが
まったく見えない全盲の方の場合
どこに日陰があるのかを探すのも難しい方もいらっしゃいます。

もし白杖を持った方や盲導犬を連れた方が
信号待ちやバス待ちをされていたら
「左側に日陰がありますよ」など
お声かけいただけると、大変ありがたいです。

年々暑さも厳しくなります。
皆さま、くれぐれも体調に気をつけてお過ごしください。

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