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濃厚を飛び越えて『濃密豚魚』ラーメンオタクも知らない名店!

今年73杯目(2月14日時点)
どうも、さぴおです

1500レビュー目。

⚫はじめに


濃厚豚魚の名店といえば

千葉の『とみ田』(厳密には今は違うけど)


埼玉の『狼煙』



この二つがあまりに強すぎる。

東京の『六厘舎』もかつてのラーメン界の覇者。

じゃあ神奈川は・・・?
その答えは『つけめん 玉』である。
神奈川には神奈川淡麗なんていう言葉があり
濃厚系には家系文化が強すぎる。
実は豚魚ってあまり馴染みがないんですよね。

現に神奈川のラーメンランキングで濃厚豚魚は
4位に『くりやま』17位に『つけめん 玉』があり

次点は48位『鶴嶺峰』さらに次は140位『赤備』まで飛ぶ…
そしてこの『赤備』は玉のサードブランドというオチ…

神奈川の豚魚は玉が支配しているといって過言ではありません。

この日狙うは 神奈川のつけ麺の大家

『玉』で10年間修行された方の独立店。

RDB(ラーメンデータベース)では
レビュー数3つとやや寂し気。
アップされた写真を見て
「当たり間違いなし!」と定めて訪問した次第。

●お店

平間駅 徒歩数分。
【住所】神奈川県川崎市中原区北谷町1-2

踏切近くで、車が忙しなく通行しておりますね。

外観はリノベーションされた
綺麗な外観『大武』の店名ロゴも
箸をデザインしたカッコイイもの。
これはお店を出すにあたってお金をかけたね。



店内に入れば、カウンター、テーブル席、小上がり席と大きめの箱。
店主さんと助手さん2人の計3名で頑張っています。

訪問時は先客3人でしたが帰り際にはほぼ満席。
地元の人には愛されているんですね。
知らぬはラオタだけか…。

食券を眺めると「つけめん」が筆頭に辛つけ麺
あとはトッピングだけですね。
質実剛健といったメニューの絞りです。



厨房には巨大な寸胴があり、
しょっちゅうガコガコとかき混ぜている

⚫実食

つけダレはさしずめ『濃密』

濃厚ではなく濃密という言葉よく似合う豚魚!

濃厚の上をいく、濃密豚魚ここにあり!

このトロンと粘度強い豚魚。
この一点でいかに仕込みが大変なのか…

『スープ漉し、大変だよね…』とハグしたくなるほどの
涙ぐましさが伝わってくる。

埼玉の濃厚豚魚の大家『狼煙』よりキテます。
濃厚民族はすぐさま駆けつけろ!!!

麺からいただくと
モチモチとした中太麺。
ムチりとした弾力は唇に幸せなタッチ感を与えてくれる。
噛みしめてグニっとしたコシがあるのもたまらない
麺の味もしっかりで間違いない麺だね。



いただけば濃密な豚のとろみとともに
鰹や煮干しなどの魚介がガツーーーーンとやってくる

ぼくが宮川大輔ならばアカーーーーーーーーーーーンと叫んでいるでしょう。

アマジョッパといた味わいで舌にビンビン味が重なって
美味さに酔いしれてしまう。
これほどの豚魚をいただくのは実に久しぶり。
背油とかで安易に濃厚さを出してないから
後口はスッキリ。やられることがありませんね。



つけタレの中には小葱とチャーシュー、小さい?メンマがたっぷり(キンスーメンマではない)

チャーシューがもう、うまいのなんの…
メンマも味がしっかりついて実にうまい。
これがデフォでもたっぷり入っている奇跡。
これがとどめでした。

最後はスープ割をもらいます。
豚感とニボ感がアップしてバック。

完飲にて。

ごちそうさまでした。

【90点】

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