コラム 結び比べ
この記事は、札幌の小さなタティングレース教室からお届けしています。
タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。
コラム 結び比べ
ひとつのデザインを使って、イメージした形に仕上げる工夫のお話しです。
こちらは5年くらい前にリクエストいただいたものを試作した様子です。お題は「先が細い花びらがたくさんついたモチーフ」でした。
リクエストパターンで1番大事なことは、作り手のスキルで楽しめるデザインだと考えています。定期的に通われている方には、毎回ステップアップできるポイントもお伝えするようにしています。この時は、「シャトルの入れ替え」で鋭角的なチェインができるところを見ながら、中央のリングの倍の数の花びらをつくるところを楽しんでいただきました。
当初の目的を果たした為、こちらのパターンは教室課題から下げてしまったのですが、面白いデザインですので、別なパターンと組み合わせてみたくなりました。試作を繰り返しながら結び比べをしたのでコラムに残しておきます。みなさまの好みのデザインを選ぶ参考になれたら嬉しいです。
Style1 シャトルの入れ替え
シャトルを入れ替えてチェインを作るときは、あとからチェインの長さを調整できないため、左右長さを揃えながら作る必要があります。芯糸を引きすぎると花びらが寄れてしまいます。
Style2 モックリング
チェインと同じ向きのリングを作る方法には、第2シャトルを使わずにチェインで作ることが出来る「モックリング」もあります。チェインの距離が長いため先が平らにならず花びらの先は鋭角に仕上がりました。
Style3 第2シャトルのリング
第2シャトルを使用すると、鋭角的な花びらではなくなります。チェインに必要な分を考えて第2シャトルへ糸を巻いておかなくてはいけませんが、デザイン的には丸い雰囲気の方が人気がありそうですね。
まとめ
お好みの花びらはどのタイプでしたか?ぜひ結び比べをしてみてくださいね。
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▷Lesson1 (リボン)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
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▷Lesson3(スクエア)ひねりのあるつなぎ方
▷Lesson4(ジョセフィンノット、トリプルリング)
ナナイロタティングとは
札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
(教室を見る→https://inankl.shopinfo.jp/)
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