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《Step3》タティングレースの繋ぎ方2

札幌の小さなタティングレース教室から、あなたの元へレッスンをお届けします。タティングレースがはじめての方は、基本Step1からお読みください。

こちらでは、オリジナル編み図の作り方や、ちょっとしたコツを書いています。パターンは教室でご利用いただくほか、この記事の下からダウンロードしてお使いください。印刷してお届けご希望の方は、販売サイトminne, creema をご利用ください。

作品ができるまで

教室でのレッスンをたくさんの方へ届けたい。
もっと気軽におうちでレッスンしていただきたい。
そんな気持ちを込めて、基本で作れてアレンジも楽しめるパターンを作りました。届いてすぐ作れるように糸もセットしました。糸の色の組み合わせでも楽しめるデザインです。

キットについて

基本のチェインとリングで結ぶ、ラウンド型のレースパターン(編み図)です。3つのアレンジで、「シャトル繋ぎ」と「ひねりのあるピコ繋ぎ」の練習ができます。


お届けする糸は

初めての方には、「lesson1」でお届けした#20番手の太いレース糸をお勧めしていますが、基本が結べるようになったら、いろいろな種類の糸を試していただきたいと思います。
もちろん、はじめはお手持ちの糸を使ってお届けしたパターンを練習していただいてもいいですね。
お届けする糸は、「DMCセベリア#30」という糸です。
DMCの糸は、日本のメーカーの糸より少し細い規格ですが、撚りがしっかりしているので比較的に結びやすく感じると思います。特にほどくことが多い初めての方には、しっかりした糸で練習することをお勧めします。

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いろんな糸を試したい方へ

発売当初はこちらの糸「DMCパールコットン #12」をお届けしていました。刺繍糸として使われる細目で、撚りの甘いやわらかい糸です。

タティングレースを始めたばかりの方には、ほどくときに糸を割ってしまったり、何度もほどくと毛羽立ちが起きやすいため、扱いにくく感じられるかと思います。色も風合いも優しくて、大好きな糸なのでお勧めしたいのですが、どうぞ手が慣れてから挑戦してください。ご希望の方にはこちらの糸をセットの糸と変更してお届けいたします。(セットの糸はモチーフ2~3個分です)


キットの糸より、もう少し太い糸をご希望の場合は、こちらの糸がおすすめです。糸だけの発送も承っておりますので、ご利用くださいませ。


生徒さんが集まると、どんな糸を使っているか情報交換が始まります。1玉購入するとなかなか減らないので、小分けにして交換会などしたいな、といつも思っています。気まぐれに新しい糸を追加しますので、「どんな色かな?どんな結び具合かな?」と気になる糸がありましたらどうぞショップをご利用くださいませ


point▷ひねりのあるピコ繋ぎ

繋ぎたいピコが右にある時に使います。
繋ぐ時には必ず、繋ぎたいピコを左側にします。この時、左に倒しただけでは、表面と裏面が逆になってしまいますので”ひねる”ことが必要になります。
教室では「左に倒して、後ろに返す」とお伝えしています。初めての方は動画も参考にして練習してみてください。ポイントは繋いだ後はリングの輪を引かずに最後まで結びきること、リングを閉じる前にピコがねじれていないか確認することです。


point▷シャトル繋ぎ

繋ぎたいピコが下の方にある時に使います。

シャトル繋ぎとは、シャトルの糸(芯糸)を使って繋ぐことです。前の段に重ねる時などに使います。繋いだ箇所でロックされるので、前のチェインはしっかり芯糸を引いておきましょう。

動画では、始めに太い糸を使ってリングの根本に繋ぎます。シャトルの先を使って、シャトル糸を引き抜くのですが、難しいときはかぎ針を使うと楽になります。後半は細めの糸を使っています。

コラム モチーフの表面?裏面?

 タティングレースの結び目には、表目と裏目がありますね。完成したモチーフ自体にも表面と裏面があるのをしていますか?使用方法にもよりますが、額装や布に縫い付けるときには、表面を見せて使用します。
 表面と裏面の見分け方は、ピコの足元も目を見て判断します。目が途切れなく並んでいる方が表面です。反対に裏面はピコの中心で目が途切れています。
 タティングレースを結ぶときにリバースをすることで、表面と裏面が交互に同じ面に出てきます。チェインのピコは表でも、リングのピコが裏という具合です。どちらが表か迷いますが、教室では一番きれいに見せたい部分が表面になるようにお勧めしています。外側にピコがたくさんあるドイリーでしたら外側を、内側のピコがデザインのメインになる場合は内側がきれいに見えるようにすることをお勧めします。
 どちらを見せたいかを考えながら仕上げてみてくださいね。

タティングレースと楽しい時間をお過ごしください。

タティングレースがはじめての方へ

こちらからお読みください。

《関連商品》
Lesson1 (リボン)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
Lesson2(ラウンド) ピコ繋ぎ
Lesson3(スクエア)ひねりのあるつなぎ方
Lesson4(ジョセフィンノット、トリプルリング)

ひねりが必要なパターンはコレ

リングが外側に広がるモチーフは最後のピコをひねります。チェインでひねりが必要な場合もありますが、初心者さんがデザインを選ぶときの参考にしてくださいね。


ナナイロタティングとは

札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
(教室を見る→https://inankl.shopinfo.jp/


テキストはこちらから

こちらからPDFのファイルをダウンロードできます。パソコンやタブレット、スマートフォンに保存して閲覧、印刷ができます。

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