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《Step2》タティングレースの繋ぎ方 1

札幌の小さなタティングレース教室から、あなたの元へレッスンをお届けします。タティングレースがはじめての方は、基本Step1からお読みください。

こちらでは、オリジナル編み図の作り方や、ちょっとしたコツを書いています。パターンは教室でご利用いただくほか、この記事の下からダウンロードしてお使いください。印刷してお届けご希望の方は、販売サイトminne, creema をご利用ください。

作品ができるまで

教室でのレッスンをたくさんの方へ届けたい。
もっと気軽におうちでレッスンしていただきたい。
そんな気持ちを込めて、基本で作れてアレンジも楽しめるパターンを作りました。届いてすぐ作れるように糸もセットしました。糸の色の組み合わせでも楽しめるデザインです。

キットについて

基本のチェインとリングで結ぶ、ラウンド型のレースパターン(編み図)です。3つのアレンジで、「ピコで繋ぐリング」と「シャトル繋ぎ」の練習ができます。


お届けする糸は

初めての方には、「Step1」でお届けした#20番手の太いレース糸をお勧めしていますが、基本が結べるようになったら、いろいろな種類の糸を試していただきたいと思います。
もちろん、はじめはお手持ちの太い糸を使ってお届けしたパターンを練習していただいてもいいですね。
お届けする糸は、「DMCセベリア#30」「DMCバビロ#40」という糸です。
DMCの糸は、日本のメーカーの糸より少し細い規格ですが、撚りがしっかりしているので比較的に結びやすく感じると思います。特にほどくことが多い初めての方には、しっかりした糸で練習することをお勧めします。

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いろんな糸を試したい方へ

発売当初はこちらの糸「DMCパールコットン #12」をお届けしていました。刺繍糸として使われる細目で、撚りの甘いやわらかい糸です。

タティングレースを始めたばかりの方には、ほどくときに糸を割ってしまったり、何度もほどくと毛羽立ちが起きやすいため、扱いにくく感じられるかと思います。色も風合いも優しくて、大好きな糸なのでお勧めしたいのですが、どうぞ手が慣れてから挑戦してください。ご希望の方にはこちらの糸をセットの糸と変更してお届けいたします。(セットの糸は8m巻きモチーフ2~3個分です)

キットの糸より、もう少し太い糸をご希望の場合は、こちらの糸がおすすめです。
糸だけの発送も承っておりますので、ご利用くださいませ。

生徒さんが集まると、どんな糸を使っているか情報交換が始まります。1玉購入するとなかなか減らないので、小分けにして交換会などしたいな、といつも思っています。気まぐれに新しい糸を追加しますので、「どんな色かな?どんな結び具合かな?」と気になる糸がありましたらどうぞショップをご利用くださいませ。


作り方のポイント

▷リングの大きさ
はじめたては、リングはどこまで糸を引いて縮めるのか、ピコの大きさはどのくらいが正解なのか、気になることが次から次へと…
Step2のパターンは同じリングの繰り返しですので、初めに作ったリングを基準に次のリングを作りましょう。
リングとチェインも同じ目の数だったら、長さは同じになるようにしましょう。

▷ピコの大きさと繋ぎ方の見分け方
ピコで繋ぐ時にどの繋ぎ方をするかは、繋ぎたいピコがどこにあるかで判断します。
ピコの大きさは、繋ぐためのピコは少し小さめで、飾りのピコはお好みですが少し大きめに作ると良いでしょう。ピコの大きさが揃わない場合は、小さめに作っておいて、仕上げにシャトルの角で形を整えます。整えるときは、中央のピコが大きくなるように整えると仕上がりがきれいに見えます。


ピコ繋ぎ

繋ぎたいピコが左側にある時に使います。

ピコ繋ぎは、ピコを作る位置で繋ぐので、図案には"p(ピコ)"の印がつきます。
繋ぐ位置まで来たら、左手に掛けた糸の上に"繋ぎたいピコ"を乗せます。シャトルの角(またはかぎ針)を使い、"繋ぎたいピコ"の間から"左手の掛け糸"を引き出して、そのままシャトルを通します。
シャトルの糸がピコの中に落ちないように、芯糸が動くことをシャトルを引いて確かめながら作りましょう。


シャトル繋ぎ

繋ぎたい箇所が下の方にある時に使います。

シャトル繋ぎとは、シャトルの糸(芯糸)を使って繋ぐことです。前の段に重ねる時などに使います。繋いだ箇所でロックされるので、前のチェインはしっかり芯糸を引いておきましょう。

動画では、始めに太い糸を使ってリングの根本に繋ぎます。シャトルの先を使って、シャトル糸を引き抜くのですが、難しいときはかぎ針を使うと楽になります。後半は細めの糸を使っています。


タティングレースがはじめての方へ

こちらからお読みください。


《関連商品》
Step1 (りぼん)基本のステッチ
Step2(まる) ピコ繋ぎ
Step3(しかく)ひねりのある繋ぎ方
Step4(さんかく)シャトル2つ、ジョセフィンノット、トリプルリング


ナナイロタティングとは

札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
(教室を見る→https://inankl.shopinfo.jp/


テキストはこちらから

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