見出し画像

コラム キナリ?アイボリー?オフホワイト?

この記事は、札幌の小さなタティングレース教室からお届けしています。
タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。



コラム 

コラムではレッスンの中で伝えきれないちょっとしたおはなしを書いています。今回は色についてのおはなしです。

キナリ?アイボリー?オフホワイト?

先日、生徒さんから糸の発注を受けてお一人は「オフホワイト」、お一人は「キナリ」をご希望されました。
何気ないやり取りで、ご希望の種類の糸でそれぞれの白ではなくて白に近い糸をイメージしましたが、果たしてご本人の色のイメージはどうだったかしら?と思いしばらく悩んでおりました。
どちらのメーカーも「白」「キナリ」「オフホワイト」などの表記はありません。私のイメージでは「キナリ」はごく淡いベージュで、オフホワイトは漂白されていない白。でもメーカーの糸はどれもちょっと違ったのです。


リズベス

リズベスの「白」はcolor601です。
次番号のcolor602がオフホワイトとして用意されているはず。でも私はcolor610の少しベージュが入ったオフが好みです。オフホワイトよりキナリに近い印象です。

こちらはリズベスの糸比べ


DMCセベリア

DMCはご存じの方も多いでしょうが、白にはBLANCとB5200があります。BLANCはそのままの白なのですが、オフホワイトに近く、時間の経過とともに風合いが変化していきます。B5200は時間がたっても漂白したような白さを保つ加工がされています。
私は、他の色に合わせやすく少しベージュが入ったcolor3865が好みです。
3865だけで見ると、ほどんどの方が白またはオフホワイトと認識すると思います。

メーカーによって差がありますね。


どの糸に合わせるの?

さて、どうしましょう。と悩んでしまったら、合わせたい糸を並べて青っぽい白が似合うのか、黄色っぽい白が似合うのか考えてみましょう。
私は、ふんわりとしたイメージが好きなので黄色が入ったベージュに近い白が好きです。はっきりとした印象の作品を作るなら青みがかった白がよいかと思います。

色選びは、若いころにボタンを染色していた時の直感が少し役立っているようです。あの頃「黒」を作るのに大変苦労したのは楽しい思い出です。

アンミカさんの言葉を借りて
「白って200色あんねん」

色って面白いですね。

私がみてる色は私しか知らない色。



タティングレースが初めての方はこちらから

《関連商品》
Step1 (リボン)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
Step2(ラウンド) ピコ繋ぎ
Step3(スクエア)ひねりのあるつなぎ方
Step4(ジョセフィンノット、トリプルリング)


ナナイロタティングとは

札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
(教室を見る→https://inankl.shopinfo.jp/

*-----*-----*-----*-----*
@nanairo_tatting

#タティングレース #ナナイロタティング #手芸キット #ハンドメイド   
#レース編み #編み物 #札幌習い事 #パターン  








よろしければサポートお願いします。 いただいたサポートは、活動運営費として、おうちレッスンをもっと手軽にみなさまのもとへお届けできるようにしたいと思います。