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HSPな私と家族の横顔

つわりに苦しむうちにあっという間に時間が流れ、
つわりは落ち着いたが、
どんどん活発になる息子に追いつかない為に
家に引きこもってしまうことが増えてしまった。

そんな中、家族もお休みになる
年末年始がやってきた。
息子も私も外に出られる機会が増えて、
誰かがいてくれて手を貸してくれる安心感を感じた。
(その分慣れない日々に少し疲れた)

そして大学卒業を控える弟が帰省してきた。
祖父と父の関心は弟の今後について。
海外に出たい弟と、就職をしてほしい祖父と父。
ピリピリとした空気感が時折流れる。

親になった私はどちらの気持ちも
充分に理解できるが、
どうしても自分が進路について祖父と父と
話し合った頃がフラッシュバックする。
すごくすごく嫌な気持ちになる。

本人の気持ち以上に
祖父も父も自分たちが心配な気持ちが先行し、
自分たちの思い通りに動かない本人に対して
高圧的な言い方をする。

祖父も父も勤勉で、計画性があって、
安定志向が強い。
そんなふたりとは正反対とも言える
弟の性格もあり、なかなか話が難航する。


ちなみに母も思うことはあるはずだが、
本人の希望を尊重したいというスタンス。
以前進路の話をした時に、母は
「私はこの子達(私たち子ども3人)を育ててきて
どこに行っても生きていけると思ってる。」
と話してくれた。子どもなりに嬉しかった。
(そして私もそう思える子育てをしたいと思った)


一般家庭にとって決して軽いとは言えない
経済的な負担を負ってもらいながら、
上京して私立大学に行った弟。
そして
新卒と呼ばれる時期を捨てて
不安定な世界情勢の中、海外に向かう弟に
家族として確かに心配な思いもある。

しかし 私も少し大人になり、
いつも人が元気に前向きではいられない事、
心が元気を無くしてしまうと立ち上がるのには
もっとパワーが必要だと言う事を知った。
やりたいことを見つけるのは
望んで出来ることじゃない。

本人がこれからの未来に希望を持って前向きに
「こんなことがしてみたいんだ」
と思っている事、当たり前のようだが、
それはすごく大切にすべき事じゃないかと思う。


経済的事情もあり、留学のチャンスはなかったので
海外に行きたいと言う本人の希望を
「いやいや就職する年齢なんだから定職につけ。」
「それは認めない」というのは
私は違うのではないかという思いもある。
(もちろん金銭的な問題は自立することは前提)

自分自身で得た経験は何にも変えられない
価値があるし、活きる時がくるはず。
大変な思いや、苦しむ時期も来るはずだが
それも彼の人生なんだから。と思う。

とはいえ、
私自身のことではないのでできる事は
限られているし、弟自身もまだまだ
努力の余地がある事は私も感じている。

高齢になりつつある祖父は
心配で頭がいっぱいになり、時折顔を顰めながら
無口になる。
そんな祖父の横で父も上の空になる。

あぁ、父も祖父との関係において、
色々あるんだろうなあ。と感じる横顔。

HSP気質な私にとっては
2人の神妙な横顔が、重苦しい空気が、
とてもとても苦しくて
自分のことのように捉えてしまい
ハッピー100%な年始とはいえなかった。

後々一人で考えると
よく考えればそんなに深刻に暗い顔をして
話さなければならない話題ではないな。
とも気づいた。(笑)
これからの未来ある青年の話なんだから。
ふたりにも気づいてほしいな。

どこまで家族が分かり合えるか
(みんな大人になりつつあるので、
分かり合う必要もないと言ってしまえば
お終いだが、私は家族は理解する努力をして
助け合える仲であれれば幸せだなと思う。)
わからないが少しずつ歩み寄れれば。


娘として、姉として、母として、
たくさん思うことがあった年始。

もう少し、ゆるりと生きていきたいな(笑)

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