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「きょうさ、こんなことがあったよね」
今年は家庭菜園に挑戦中。毎日息子と水をあげる。
やっとトマトが1個収穫できた。
いつもは皮を残す息子が、モグモグと全部食べていた。食育ってまさにこういうことたな。
次の日には、赤くなったトマトをみて
「はたみ(はさみ)あーる???」とすっかり収穫が身についていた。
長男は寝付くのに時間がかかる。
まだ動きたくてソワソワしようとする息子に声をかける。
「今日さ、こんなことがあったよね〜」
動きがすっと、止まって
「うんうん、〇〇だったねぇ〜」と答えてくれる。
私の手から離れ始めた時にも、
私の知らない世界で今日感じてきたことを
話してくれると嬉しいな、なんて思いながら話す。
そんなことを続けていたら、
長男がごろんしている次男に寄り添い
「きょうさぁ、わんわんが〜〜〜だったよねぇ」
と話しかけていた。
私は嬉しかった。
寝る前のあの時間を長男がどんなふうに感じているか本人の口から聞くことはまだできないけれど、
優しい声で話しかける息子から温かいものを感じた。
私や夫、だいすきなじぃじやばあばたち、
たくさん遊んでくれる若者のおじさんおばさん。
何気なく過ごす日常が、フルスピードで過ぎ去る1日がちゃんと積み重なっているんだな、と
実感できた出来事だった。
今日はどんなことが待ってるかな。
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