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Sony VLOGCAM ZV-E10におすすめのレンズ

こんにちは、写真を撮ってるななはな ( @nanahana_k ) です。

Twitterで活動しており、主にブツ撮りを中心撮影しています。私の自己紹介と作例は以下の記事をご覧ください。

さて、上の自己紹介noteにも記載している通り、私はSonyのカメラを愛用しています。2021/09/17にはVLOGCAM ZV-E10が発売されますが、非常に気になっています。YouTubeに動画をアップロードしている方やこれから動画・写真用にカメラを買いたいという方も注目しているのではないでしょうか?

ZV-1とは違い、ZV-E10はレンズ交換式いわゆるミラーレス一眼になります。レンズキット(本体とレンズのセット)も販売されますが、往々にしてレンズキットのレンズはあまりオススメされません。カメラをやってる人ならありがちですが、本体のみ購入し別でレンズを購入することが多いです。今回は私が個人的におススメするZV-E10にピッタリなレンズを紹介します。なるべくカメラをこれから始めるという方にもわかるように説明します!

Vlogに必要なレンズとは?

そもそもVlogに必要なレンズのスペックってどんなものでしょうか?私が考えるに以下の4点かなと思います。

1. オートフォーカス
2. 焦点距離は広角 ~ 標準のズーム
3. F値が低い
4. 軽い

1. オートフォーカス
当たり前ですが、オートフォーカスのレンズである必要があります。初心者の方は間違ってMF(マニュアルフォーカス)のレンズを買わないようにしましょう!

2. 焦点距離は広角 ~ 標準のズーム
焦点距離とは画角のことだと思ってください。短ければ広く写り、長ければ狭く写ります。Vlogの場合、歩きながら手持ちで自分の顔・胸から上を撮影することが多いかと思います。またお店など狭い室内を撮ることもあるかもしれません。こういった場合、焦点距離の短いレンズ(広角)で広く撮影する必要があります。広角 ~ 標準のズームとしたのは、人の見る目の画角(標準)まであると何かに注目したいとき、画角を狭くして無駄なものを映したくないときとかに何かと便利です。標準といっても長めの標準まで行ってしまうとレンズ自体が長くなってしまうのでVlogには向いていないかもしれません。

※ZV-E10はAPS-Cセンサーなので、焦点距離 × 1.5相当の画角になります。

3. F値が低い
F値とはボケ感と明るさだとおもってください。F値が低ければ背景がボケます、また明るく映すことができます。前述した通り、Vlogは自分の顔・胸から上を撮影することが多いかと思います。街並み映すわけでないならF値を低くして背景をボカシて自分の顔に注目させるのがよいかと思います。

※広角ではF値が低くてもボケにくいため、ボカしたいならF値が重要になります。

4. 軽い
歩きながら手持ちで撮影することが多いのならレンズは軽い方が楽です。フルサイズ用のレンズをZV-E10につけることは可能ですが、APS-C用のレンズよりも大きく重いものが多いので、基本的にはAPS-C用レンズから選ぶことになります

第1位: TAMRON 11-20mm F/2.8

私が最もオススメするのはTAMRON 11-20mm F/2.8です。私も訳があって使用したことがあるレンズですが、断然オススメです。広角端は11mm(16.5mm相当)で自撮りするのも余裕で、望遠端は20mm(30mm相当)で広めの標準域となり、ちょっと狭めに撮ることも可能です。F値は2.8とズームレンズにしては明るくそこそこのボケ感も得られます。そしてF2.8の明るいズームレンズにしては軽いです!重さは330gちょっとでZV-E10と合わせても700gほどになります。

第2位: SEL1018

2番目におススメするのは純正レンズのSEL1018です。広角端は10mm(15mm相当)と、Sony Eマウント用のズームレンズでは最も広いのではないでしょうか(たぶん)?前述したTAMRONのレンズと広角端は1mmしか変わりませんが、広角ではこの1mmの差は大きいです。さらに余裕に自撮りできます。望遠端は18mm(27mm相当)でそこそこ広くなります。200g台という軽さも魅力です。F値は4で、前述のTAMRONのレンズよりは暗くボケ感もそこまでありません。しかし、2番目におススメする理由は、レンズ内手振れ補正があることにあります。Vlogだと手持ちで撮影することが多いですが、手振れ補正の機能があると映像の手振れを抑えることができます。カメラ側にも手振れ補正の機能はありますが、そこまで強力ではなかったり画角が狭くなったりします(ZV-E10はどうか知りません!)。レンズ内手振れ補正のあるレンズを使用することで最大限手振れを抑えることができます

第3位: SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary

さて3番目におススメするのはズームレンズではなく単焦点レンズになります。SIGMA 16mm F1.4 DC DN ContemporaryはSony EマウントのAPS-C用広角大口径レンズです。焦点距離が16mm(24mm相当)と上記2つのレンズの広角端に比べ狭いため第3位としています。16mm(24mm相当)は少々自撮りするには厳しい場面があるかもしれません。少し大きめのVlogグリップと組み合わせる必要があります。そして少々重く、400gほどで今回紹介するレンズのなかでは一番重いです。まあ、これがVlogで使用する重さの限界くらいかと思います。このレンズいいところはF値にあります。F値は1.4ととても明るく、自撮りの際も背景を結構ボカせます。大口径レンズだけあって写りもすばらしいです。そして、なにより安くコスパが最もいいレンズかもしれません。私はSIGMAのレンズを愛用していますが、大好きなレンズの1本です

第4位: SEL16F28

第4位は純正のSEL16F28です。焦点距離は16mm(24mm相当)でF値2.8と、スペックは上述のSIGMAのレンズに負けているように見えます。私もあまり人にオススメしたことがないレンズです。しかし、とにかく安く薄く軽い!重さ70gで本体につけても全体のほとんど重さが変わらないように感じられます。そして安く中古だと1万を切るものも。。。その分そこそこの写りですが、これからVlogはじめたいけどお金が...という方におススメします。けど、使って2か月くらいで上3つのどれかが欲しくなってくると思います。

まとめ

VLOGCAM ZV-E10にオススメのレンズ4本を紹介しました。それぞれにいいところがあり、初心者の方・これを機にVLOGを始める方は迷うかもしれません。私はSIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporaryを持っており、これでたまに映像を撮ったりもしてます。TAMRON 11-20mm F/2.8も使用したことがありますが、画角が広く背景もそこそこボカせるのは非常に魅力です。

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左がSIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary
右のTAMRON 11-20mm F/2.8はお借りしているものです

家電量販店で実際に触って選んだり、YouTubeやブログのレビューを見て選んだりするとよいでしょう。レンズというのは、カメラのキタムラやマップカメラでそこそこの値段で買い取ってもらえるので、思い切って買うのもありです

その他のレンズ

まとめの後ですが、その他よさそうなレンズを紹介します。動画性能がどうなのかは情報が少なくよくわかりないもの、初心者におススメしないものになります。

SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS

SAMYANGのAPS-C用単焦点レンズです。焦点距離12mm(18mm相当)で自撮りする分にはいいですが、そのほかの用途だと広すぎる場面もあるかもしれませんF値は2.0で十分明るくボケるでしょうそして安い価格.comのレビューを見る限りは悪くありませんが、いかに?同じく12mmレンズがもう1本、SAMYANGから出ていますが違いは何でしょうか??

SIRUIのアナモルフィックレンズ

これは初心者向けでもないしVlog向きでもないかもしれませんが、こういうのもあるということで紹介しておきます。アナモルフィックレンズとは、いわゆるシネマスコープという縦横比の映像を撮影するためのレンズです。いわゆる "シネマティック" な映像を撮りたいときに使用します。撮影時はシネマスコープ(2.4 : 1)の映像が16 : 9の映像に圧縮された状態で撮影されるので、編集時に伸ばす必要があります。これが初心者向けでない理由です。Sony Eマウント用ではSIRUIからよさそうなのが何本か発売されています(上の2本以外にもありますがAmazonで見つけられませんでした)。

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