高みを目指す人達はそれだけで凄いと思うよ。
私はスポーツは得意じゃない。やるのも、観るのも。
先日モヤモヤする心を鎮めるために、テレビつけてみたら、たまたまスキージャンプだった。
『失格だって?飛んだあとに?
スーツの太ももの布面積2cmで?』
後で調べたら、どうやらスキージャンプではよくあることらしい。
皆、規定ギリギリのスーツでジャンプしてるんだって。そうよね。小さな風の抵抗も飛距離に関わる競技だもんね。多分。
でも、それってなんかおかしくない?
マラソンとかのシューズもそうだけどさ。
何を競ってるの?
いったい誰の為のスポーツなんだろう。
スポーツってなんなんだろう。
公平なスポーツってなんだろう?
人間の『スポーツ』って純粋な身体能力だけの競技と、メーカーの戦略戦な所があるよね。
ウェアーつくってる会社だって、靴作ってる会社だって『選手に頑張ってもらいたい』『ベストを尽してほしい』って気持ちから開発するんだろうとは思う。
自分達も技術力を高め、その成果をスポーツを通して目にできるってきっと嬉しいよね。
スポーツって選手だけのモノじゃないんだ。きっと。その一戦に色々な人達が様々な想いで関わってる。
現代は特にそうなんだろうなって思う。
でも色々な事が絡めば絡むほど『公平』である事って難しいなと思う。
スキージャンプはルールが変だと素人の私は思うし、人の裁量で決めることってどうしたって誤差が出る。抜き打ち検査ってのも私にはよくわからない。
それこそAI技術が発達して、そういう判定も『機械判定』にできたらいいんじゃないだろうか………
スーツ着て全身スキャンとかどうかな?
そしたら飛ぶ前にスーツ着替えOKとか!
色々な事が絡むからこそ「どうしたら公平であれるか」は日々進化していけばいいなって思う。
なんか、背負ってるものとか、勝ちへの拘りとか、ルールとか………スポーツってなんなんだろ…。
スポーツってさ皆が、高めあって、競って、褒め称えあえるってのがいいんだと思うんだよね。普段、やらない、観ない私はそう思ってる。
今回みたいなのが上手く解消できるといいのに。
普段、やらない、観ない私がそう思うんだから、好きな人達の気持ちを思うと勝手に沈む…。
高梨沙羅選手は自分を責めているようだけれど、彼女は悪くない。
でも、周りがどんなに「悪くないよ」って言っても、本人は普通に考えたらそんなの気づけないだろうことまで沢山考えちゃってると思う。
今はとにかくネガティブな気持ちに支配されてるんだろうと思う。
スポーツってさ、やらない、観ない私からすると「なんか凄い盛り上がってんなー」「熱いな…周りの熱もすげー」みたいな。
でも、やってる本人達は何時だってソレに向かって直向きだと思うし、練習なんか本当に辛いだろうし………人からの声援だって、罵倒だって届きやすそうだ………それでいて大舞台で、例え自分のせいじゃなくても、こういうことになった時の気持ちを考えると胸が痛むというか、その重圧は計り知れないよね。
やりきれないのはどんな事でも、頑張る人には辛いし悔しいよ。
今回は「思いつめないで!あなたは悪くないよ!」ってファンは声かけ続けるしかないかも。
本人が、思う存分ネガティブを吐き出して、でもやっぱり私はスキージャンプが好きだって少しでも思ってくれたらいい。
それでルールを見直す動きがあればいいんじゃないかな。
何処か一点を攻撃したくなる人がいるのもわかる。
でも、ただの攻撃じゃ駄目だよね。
抗議はいいと思う。おかしいなって思ったことは、抗い、議論して、その先が明るくなるようにしていくのがいい。
難しいね。
スポーツの事だけじゃなくて、様々な事に言える。
私は、ただ高梨沙羅選手が、少しでも気持ちが楽になればいいと思う。
スポーツってどうしても順位がつくでしょ?
私はそれが苦手。私は運動音痴だから、数値が悪くても「こんなもんか〜あはは」って笑えちゃうけど、運動にかけてる人って凄いストイックだから数値みて悔しそうなのを見ると苦しい。
それをバネに頑張る姿は、本当に尊敬するよ。
人間の競争は『応援』が入ったりするから……動物の力の競い合いとは違ってて、なんか……
上手く言えないな…。
スポーツ頑張る人は、きっと誰に言われなくても高みを目指すんだ。
それなら、私はそういう生きる気力に溢れた人達が怪我なく、心爽やかに打ち込めるように祈りたい。
どうか、怪我なく日本に帰ってきますように。
サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。