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【好きな子がめがねを忘れた】誇大妄想アニメーション

今、俺は性欲だけで駆動している このアニメ見てスケベ以外に言及するの全部嘘だろ


『好きな子がめがねを忘れた』個人的には今期TOP3レベル(※)で好きなのだが、TLで高評価を得ているところをイマイチ観測したことがない。そこで、ラブコメを2,3作(※)くらいしか見た覚えのない私ではあるが、本作の魅力を大いに語らうことにした。

※他はヨハネとMyGO
呪術?無職転生?なんのこったよ

※よふかしのうたと長瀞さん……くらいか?
今期の『てんぷる』はノーカンとする

距離感

ある種のラブコメのキモは「距離感のズレ」にある。相手を想う強さの異なる二者間においては、片方だけが照れてしまう距離の範囲が生じる。つまり、片方がなんとも思わない/意図的にからかっているだけの行動に、もう片方はドギマギしてしまうことがある。その奇妙なズレが面白い。

距離感のズレを生じさせるためには、キャラクター設定が必要であり、これがそのままラブコメ作品の個性となる。小悪魔系ヒロインに対しては、主人公の好意を理解した上でからかう、逆に距離を詰められると異様に照れる、などの設定が付与される。

本作においては、ヒロインの三重さんの距離感が異様に近いことによってズレが生じる。そして、その根拠となる設定は以下の通りである。

バカ?

いくらなんでも目が悪すぎる!(anmn構文)近視なんだし、眼鏡忘れたら物理的に近付くしかないよね〜って、いやまぁそうだけども。

目の焦点=距離感の調節が下手であるというアイデアには素直に感服させられた。ビジュアル面が相当わかりやすく、性格に頼らず器質的理由によって「距離感」のズレを生み出してやろうという熱意も伝わる。

ところで、論理的な出発点に反して絵面が間抜けすぎるために、ある種のシュールさが生じているように思える。硬派な(そうか?)設定や美麗な作画という意欲に対する、あまりにもくだらないシチュや中学生レベルのギャグ(あとYouTuberでしか聞かない変な効果音)という脱力。この「熱意のズレ」もまた意図的に生じさせたものなのだろうか。

過剰演出/誇大妄想

三重さんはめちゃくちゃ近視なので、物理的/心理的な距離感が近くなってしまう。一歩間違えれば作品全体がバカらしくなってしまう大ウソ設定ではあるが、これに謎の説得力をもたらすのがGoHandsの無駄に豪華すぎる作画だ(賛否両論あるが)。

何を写しとんねん

冷静になると、焦点アングル解像度、何一つ普通じゃないし、光も輝きすぎだ。素朴な原作からは何もかもがかけ離れている。余計な演出(とコロコロばりに大げさなギャグ)に気が散って、原作の良さに集中できないという批判にも頷ける。

しかし、GoHandsは投げかける。恋、あるいは世界とは、気が散ってしまうほどに美麗なものではないだろうか?それを表現してこそアニメーションの意義があるのではないか?

過剰な演出を施された映像は、誇大妄想ともいえるイメージ、すなわち思春期の肥大化した性欲を想起させる。

1話冒頭からこのザマである

例えばこのシーン、なんだこのイメージ映像は。この主人公も意外とトンチキな奴である(平均的男子中学生はそんなもんかもしれないが)。コンタクトレンズを「入れる」三重さんに興奮して異様なことを叫び出すなど、もう既にやりたい放題だ。

ある意味、彼は見えすぎているのかもしれない。その未矯正の鋭すぎる感受性を、眩暈がするほどの過剰演出とカメラワークで表現してやろうという気概を感じる。

エロス:ビジュアル

不自然な風を作画で納得させてくる

髪のふわふわが好きだ。

髪をたくしあげない異様さが逆に好みだ

目を細めた三重さんも良い。

基本眼鏡を外す系は、普段はキリッとした女性の可愛らしい一面が〜というものだとばかり思っていた。要するにパンティを脱がすようなものである。

しかし三重さんは元からポニャンとしている。ならば眼鏡を外すとより一層ポニャンとしそうなものであるが、むしろその逆だった。

何故か「見える!」と謎の自信を発揮し、アクティブになる。で、当然見えていないので距離感がバグり、めちゃくちゃエロいことになる。何故ノーパンティの女性が急速に接近してくるのだ!?(エッチアニメが好きなアライさん)

2話、お口のシーンはエロすぎるのでここでは紹介できません。15分辺りのくだりです。

エロス2:一方的視認

靴を履かせるシチュエーション 介護か?

三重さんには主人公が見えていない。故に、彼は彼女の肢体を一方的に視認できる。ある意味で、彼は視聴者と同じ特権的な位置にある。

「そんな顔してたんだ……」

と思ったら1話ラスト、この日の三重さんには俺たちが見えていた。どうやら裸眼かと思っていたらコンタクト(※)を付けていたらしい。油断しきって淫靡な視線を隠そうともしなかった我々は、ここに三重さんの視線によって貫かれる。

※見えていないということは、今以上に見える余地があるということである。彼女の異様な近視描写(及びぼやけたキャラクター像)と、背景の異様な解像度のギャップ故に、両者を接続する分厚いレンズの光学的な効果、第三の壁すらも超越するレンズの魔力が真実味を増す。

三重さんはほとんど不在のものとして描かれる

ミドルスクール、あるいは映像体験はそんなことは関係なしに、我々を置き去りつつ進行する。心を囚われてしまった私たち(主人公+視聴者)は教室/部屋の隅で呆然と佇む。

問題点:白痴すぎる

視界がボケてるし頭もボケてる

いいのか?こんなノーパンガール
バカにしてるだろ

許してくれ 俺を限りなく美化したら三重さんになるんだ アニメの中でくらい美少女になっていいだろ

おい、俺は三重さんの側に立ってこのアニメを見ているのか?エロ漫画で男性器に興奮し、アダルトビデオで犯される喜びに浸っているのか?

三重さんを視姦しつつも、三重さんとして俺自身に、あるいは全世界に痴態を曝け出しているのか?

俺、おれは一体……

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好きめが1,2話もう一周してきました どうしてこんな怪文書を手がけていたんだろう 海と森とを守りたい 次世代の子供たちに夢を伝えたい 今はそんな気持ちでいっぱいです

「まずは好きな人には好きと、
気になる人には気になると伝えるところから始めよう。」


↑昨日の夜に書いた文章出てきた なんだこれ

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