大人の英語学習STEP③英語脳を作る

以前の記事でご紹介した「大人の英語学習STEP」について、もう少し詳しく解説していきます。

今回はSTEP3「英語脳を作る」です。


STEP1-2で日常会話に必要な基礎英語はほぼクリア

STEP1と2が完了したら、英検3級は突破できるレベルになっているので、日常会話はある程度できる状態になっています。

STEP1-2では、「日本語⇒英語」の変換を経ての発話がメインなので、STEP3に進むには「英語⇒英語」でとらえられるようになるステップが必要になります。

すなわち、「英語のシャワーを浴び続ける」ことです。

大きく3つの方法があります。


ネイティブ音源を聴く

今までは英文法学習に比率を置いていたので、これからは「ネイティブはどう表現しているか?」をたくさんインプットする時間が必要です。


・テレビ

・ラジオ

・音楽

・映画

・外国人との交流

など、自分が一番楽しめそうだなと思うものから始めてみてください。


最初の頃は英語原稿(スクリプト)が付いているものがいいと思うので、映画や音楽、ポッドキャストなどが良いでしょう。

映画の場合、Netflixなどで英語字幕付きで見る、昔からある有名な映画翻訳書籍&音声「Screenplay」などを活用する、などがあります。


隙間時間で学びたいなら、無料の映画英語学習アプリ「cake」が便利です。

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音楽の場合は、CDなどについている歌詞カードを見ればよいですよね。

ポッドキャストの番組も、今はスクリプトがWebサイト上で公開されていたりするので、便利です。

有名どころだと「Luke's English Podcast」(イギリス英語)などがあります。


とにかく、普段の会話でどのように話されているかを学ぶのがおすすめです。


句動詞や慣用句を学ぶ

ネイティブ音源を聴くのと同時に、伸ばしたいのは単語力。

ここでよくありがちなのが「英検1級などの難しい単語をマスターしなきゃ!」ということかと思うのですが、実はそこを目指す前に覚えるべき単語があります。

それは、「句動詞(Phrasial Verb)」と「慣用句(Idiom)」です。


句動詞とは、get upなどの「動詞+前置詞」の組み合わせのことです。

慣用句とは、"It's a piece of cake." など、直訳すると意味が通じないけど、慣用表現として使うものです。

(直訳すると「それは1切れのケーキです」⇒ 慣用表現としては「とても簡単なことだ」)


「使っている単語は簡単なのに、意味がわからない」という場合は、句動詞か慣用句のどちらかである場合も多いです。

STEP1-2が終わったら、まずはこの2つを覚えていきましょう。


覚え方としては、書店で関連書籍を選べばOKです。

参考まで以下を紹介しておきます。

「英語はもっと句動詞で話そう」

「ネイティブの句動詞」

「英語はもっとイディオムで話そう」


とにかく発話する

STEP1-2で英語の基礎はできているので、とにかく発話しましょう。

先ほどの「ネイティブ音源を聴く」「句動詞や慣用句を学ぶ」について、黙読するのでは意味がありません。

ネイティブが言った音声をそのまま自分で発話する、句動詞や慣用句を口に出して覚える、が鉄則です。

とにかく、自分の口にその英語を定着させることを目指します。

そうすることで、いざという時に練習したときの記憶が蘇って自然と発話できるようになります。

とにもかくにも「真似て、覚える」を繰り返しましょう。


STEP3までくると、TOEICでも800点が狙えるようになります。

日本へ本帰国した際に、就職活動を想定しているのなら、ぜひ取っておきたいスコアです。


自分の目的に応じて、STEP3まで英語学習を進めてみてくださいね。


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