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天才プーチンは、老いて未来を見通せない独裁者と化した。もはや後戻り出来ない侵攻でプーチン政権も終焉…


2月のウクライナ侵攻当初、米国のトランプ前大統領はプーチン大統領を天才と称しました。

だから私も、初めは、トランプ前大統領の意見には一理あると思ってました。

それは、今回のプーチン大統領の行動の目的は、「第一には。独立宣言をした東部の一部地域の確保。第二には、東部地域とクリミア半島とを結ぶ海岸線の確保であり、この2点によってクリミアをロシアと陸続きにする事だ」と、誤解したからです。

そして第二の目的を達成する為に、ロシア軍をベラルーシを広範囲に展開させて国境付近に攻め込んで、ウクライナ軍には広範囲に散って防戦する体制をとらせて、東部地域とクリミア半島とを結ぶ海岸線の確保に挑むロシア軍への反撃を弱める計画だと、私はてっきり思ってしまっていました。

そして2~3日で「東部地域とクリミア半島とを結ぶ海岸線の確保」したら、ロシア軍が一方的に停戦して、ウクライナ国境付近から撤収してしまえば、ウクライナも欧米も批判するだけで何もできないという事になります。

そして、ロシア国内では、「勝った。勝った。プーチン凄い。長年の懸案だったクリミアの水問題を解決できます。プーチン大統領はクリミアと東部ウクライナのロシア人を救いました」と大宣伝できます。

勿論、経済制裁は強くなりますが、この程度ならばEUもアメリカも「国際金融からのロシアの排除」にまでは動きませんし、中国やドルコといった親ロは諸国は経済制裁をかけないので、経済制裁はロシア国民の生活を一気に苦しくさせる所まではいきません。

また、数日で目的を達するプーチン大統領の手際の良さによって、世界の指導者の心にプーチン大統領に不気味さを植え付ける事が出来ます。

だから、私は今回ウクライナ周辺にのすべてにロシア軍を配置して「ウクライナ東部地域とクリミア半島とを結ぶ海岸線の確保」に動いたのならば、プーチン大統領の腕は鈍っていないと判断したでしょう。

しかし、プーチン大統領は、今ではロシア国内での自分の権力を守る事しか見えていない、独裁者になってしまったのでありましょうか?

プーチン大統領は、キエフまで落とそうとすれば、欧米だけでなく、中立国まで感情的にロシアの敵と名なり、進露派の国もロシアを支持できなくなると気が付かなかったのでありましょうか?

いわば、ロシアが「キエフ陥落を望んで攻撃する」ことは、いわば日本が「真珠湾を攻撃してしまった」事と同じで、世界を敵に回すことになるのです。

今後予想されることは、ウクライナが降伏するか否かに関わらず、今始まった「ロシア・ロシア経済を世界から切り離す」
動きは止まりません。すると、ロシア国民の生活はこれからますます苦しくなる一方です。

すると、ロシア国民の心の中に、プーチン大統領への不満が充満して、怨嗟の候が国中に上がる事になります。

かつてソ連はアフガニスタンに侵攻して、泥沼の戦争に引き釣り込まれて国民生活が破綻して、ロシアのプーチン政権が倒れるような気がします。なぜならば、ウクライナの西部地域は、1918年に発生したロシア革命の時にも、最後まで共産党・赤軍に抵抗し続けて軍事的には陥落しなかったからです。ですから、ゼレンスキー大統領がまたは別のウクライナの指導者が、仮にキエフを落とされた後でも西部地域に首都を移して抵抗を続ければ、ウクライナ戦争は数年続く泥沼になるかの可能性もありますし、仮に全土が落とされても外国からの潤沢な資金と武器の供与によって、レジスタンス活動が終わらないでしょうから、いずれにしても、ロシアが撤退しない限りウクライナは泥沼化して、プーチン政権の息を止めることになると思います。

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