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《怒》政治がやるべきことは、ワクチンの確保・医療環境の整備・「多人数会食しないで」と国民を説得する事の3つ。政治が全部落第点だからって、感染拡大を国民のせいにして、緊急事態宣言。つまり、これは無能な政府・都府県による人災です。●「灯火管制なのか」「今は戦時中?」 小池知事の消灯要請が炎上


 「今は戦時中なの?」
 東京都の小池百合子知事は23日の定例記者会見で、午後8時以降は街灯を除き、店頭などの照明を消すよう要請すると明らかにした。速報ニュースが流れると、ツイッター上では「灯火管制」「空襲警報」などのワードがトレンド入り。新型コロナウイルスの感染対策を徹底させようと打ち出したにもかかわらず、批判的な投稿が多く早くも「炎上」している。【生野由佳/デジタル報道センター】
 「灯火管制」とは戦時中、夜間空襲に備え、照明の使用を制限したり、照明を黒い布で覆ったりして敵の目標とならないようにした対策を指す戦争用語だ。
 <現代日本で灯火管制が起きるとは。まさに戦争だな。戦い方を間違えているような気がしてならないんだが>
22日に、東京都は緊急事態宣言の発令に伴い、飲食店の酒類提供を終日禁止する方向性を示した。
 <禁酒法に続いて東京に灯火管制だとっ いよいよ東京は戦時中みたいになってきたな 欲しがりません勝つまではってか?>
 戦時中の状況に照らし合わせる投稿が目立つ。
また、夜道を照らす店頭照明が減ることから、治安悪化を懸念する声も上がっている。
 <灯火管制とか犯罪が増えそう>
 その一方で、東京オリンピックの開幕まで100日を切り、聖火リレーは実施されていることに矛盾を指摘する投稿も。
<灯火管制するならついでに聖火も消したらどうか>
【引用終わり】
まさしく、日本の政治は「戦時中と同じ状態」になっています。
どこが同じかと言えば、現在の政府・都府県は、戦時中の大本営と同じで、全体的状況の判断が出来ていない。
だから「自分にとって困った状況から抜け出したい」というだけしか考えられない。
(自分にとって困った状況)とは、現在の政府・都府県にとっては、重症者が増えて自分の近くにいる医療関係者から「重傷者を減らせ」と責められる事です。
戦時中の大本営にとって(自分にとって困った状況)とは、戦えば負けるという情報が東京に届くことです。それによって、自分の周囲の人達から「お前たちの作戦が悪い」と責められる事です。
だから、勝ち目が無くなってからも戦時中の大本営は、日本国民にとって敗戦後の状況を少しでも良くするために、即ち 国土が焦土にされてしまうより前に降伏する事を選択しませんでした。「戦えば負けるから、最後は負ける」という(自分にとって困った状況)から、今この時だけでも回避をすることを第一にして、戦闘に「負けて全滅した」と言わずに「玉砕した」と言いつくろっていたのです。
つまり、昔も今も日本の政治担当者は「今この時、自分が周りの人に文句を言われないにはどうしたらよいか」を第一に考えて政策を実行するのです。
 これは、平時の時=何事も起こらず平穏で、大体においては昨日と同じ事をやっていればよい時には、悪くない政治的態度です。なぜならば、政治の大枠は変えずに、文句を聞いたらちょこちょこ対応する事を積み重ねていけば、少しずつ変化を続けて時代の波に乗っていけるからです。
 なんで、日本の政治家がこんな政治的態度をとるかと言えば、それが普通の日本人の人生の歩き方だからです。多くの日本人は、自分の足元である下を見て、自分の立っている所を歩けるように道にしながら、一歩一歩歩いてゆくような人生の歩き方をします。大きな岩があれば迂回して、凶暴な野生動物がいればまたよけて、毎日(自分の周りの)人様に後ろ指をさされないように地道に努力を続けていって、結局のところ何処に行くのかは解らないけれど、人生の終わりに振り替えれば「苦難もあった悲しみもあった。だから曲がりくねっているけれど、充実していた自分の歩いた道がみえる」という人生の歩き方をします。
 しかし、最初にあっちへ行こうと方向を決めて、障害物を実力でぶっ壊しながら、まっすぐ走ってゆかねばならない非常時の時には、「今この時、自分が周りの人に文句を言われないにはどうしたらよいか」を第一に考えて政策を実行するのは、最悪の政治的態度なのです。
 戦時中には「戦争に勝つ」というのが大目標のはずです。だから障害物を実力でぶっ壊しながらまっすぐ走ってゆく手法の普通の国は、下自分の足元(下)ではなく、目標(前)見つめていますので、目標が達成できないと見極めれば、傷の少ない終戦をめざすか、助けてくれる国を探します。
第二次大戦の例をひけば、フランスは「ナチスに勝てない」と見極めれば早めに降伏しました。イギリスは「独力で勝つのは難しい」と見極めれば、なんとしても米国を味方に引き入れようと画策しました。 
 ところが第二次大戦中の日本の軍人政治家は、「勝てない」状況に陥っても、それは自分にとっては困った状況なので「勝てない」と見極める事を拒否しました。
なぜそれが出来たかと言えは、彼らは勝つという目標(前)ではなくて、自分の足元(下)を見つめていたために、自分の部下や周りの人が自分に従っている間は、「勝てない」という未来(前)を拒否して、今という時間を過ごすことが出来ていたのです。
これと同じ事が、今も起きています。
コロナ過の中で、政治がなすべきことは、ワクチンの確保・医療環境の整備・「多人数会食しないで」と国民を説得する事の3点です。
しかし、それが一年以上の時間があったのに、外国の政治ではできたのに、日本の政治ではできていない。
なぜ 日本だけができないのか?
それは、外国の政治家は「医療環境を整備しよう」と決心したら、前を向いて「医療環境を整備できない、障害物を破壊する」から、医療環境が整備できるのです。ワクチンを確保しようと思えば、確保できない障害物を破壊します。「多人数会食をさせまい」と思えば、その障害物も破壊するのです。
一方で、日本の政治家といえば「医療環境を整備しよう」と思っても、その目標ではなく自分の足元をみています。すると「厚労省や医療界・法務省ができない」というから「残念ながら思う程にはできなかったが、自分は一生懸命やった」と、目標が達成できなくても自分を許してしまうのです。
これは、前ではなく足元を見つめているからです。
顔をあげて前をみれば、医療環境をととのえられずに自宅へほおっておかれる感染者が沢山いるという現実が目に入ります。
しかし、自分の周囲と足元をみれば「我々も総理も一生懸命やっています」と自画自賛する関係者ばかりしか目に入りません。だから、目標が達成できず落第点でも、自分達がどんなに不能なのか気が付かないのです。
政治は結果です。
ですから、「他の先進国に比べて10分の一20分の一の感染者しかいないのに医療崩壊する」のは、日本政府がコロナ過の医療体制をつくれなかった証です。
現在、日本のワクチン接種率が世界182ケ国中131位であることは、GDP世界三位の日本の経済的実力からいえばあり得ない事です。だから、ワクチン確保にも日本政府は失敗したのです。
そして感染元となりクラスターを発生させる「多人数会食しないで」と国民を説得する事にも、失敗をしています。それゆえに、こうして変異種が蔓延した今らになって感染爆発を心配しなくてはならなくなったのです。
さらに、今の日本政府が最悪なのは、「自分達政治が無能であるのに国民が世界平均以上に頑張ってくれているから、今の状態だ」という認識もできなくなっているということです。
確かに、過去には緊急事態宣言が出た時には、感染が減少しました。だから、政府は「自分達が緊急事態宣言だしたから、感染が減少した」と勘違いをしています。「外の人出が多いから、感染が増える。人出を政治力で減らせば、感染が減る」と勘違いしています。
これは大本営が、自分達の作戦が当ったから真珠湾やマレー半島で勝利したと勘違いした事と同じです。
いくら作戦が的を得ていても実行する人達が的確に動いてくれないと、作戦は失敗します。ですから、実行する現場の兵士たちが戦えるようにしておかなければ、ならないのに、大本営は自分達の作戦で勝ったと勘違いして、戦場の兵士達に武器弾薬食料を送れなくなっても作戦を立てて「戦え」と命令していたのです。
アホとしか言いようがありません。大本営の作戦で勝ったのではないです。真珠湾では、現場で兵士が放った爆弾がアリゾナに命中したからアリゾナを撃沈できたのです。
つまり、大本営が作戦を立てたから勝利したのではなく、現場の兵士が勇敢に戦ったから勝利したというのが実際なのに、戦時中の大本営は勘違いしました。
現在の緊急事態宣言もこれと同じです。
過去に宣言が出た時に感染が減少したのは、宣言が出る前には感染が増えていたので国民の中で感染を広げていた層の人達が「これはやばい」と考えて、その一時的に会食・飲み会を自粛したからです。
つまり、宣言が出ていてもいなくても、国民の方で飲み会を自粛すれば、感染は減るのです。外の人出はほとんど関係がありません。
なぜ、そう言い切れるのかといえば、2度目の緊急事態宣言が出ていなくて飲食店に自粛要請が出ていない県でも、一月初めに感染が上昇して、それから減少に転じた県がほとんどだからです。
政府が緊急事態宣言をだしたから、感染が減ったのではないです。国民が行動を変えたから、感染が減ったのです。
ですから、感染を減少させたかったら、「会食・飲み会・カラオケで感染します。これだけは絶対にしないで下さい」と政府と・マスコミで大宣伝をするのが最も効果的です。
「変異種は若者も重症化します。大阪では、若者の重症者がどんどん増えています。若者の皆さん、貴方の命を守る行動をしてください」と、若者たちに「あなたの命が危ない!」と恐怖感を持ってもらって飲み会をへらすしかありません。
それなのに、「感染が発生していない普通の外出までやめろ」などとは言語道断です。常識のある国民はあきれ果てて、政府の要請に耳を傾ける気が無くなりますので、やりすぎは却って状況を悪化させるはずです。
灯火管制などという馬鹿げた事を小池都知事が言い出したので、以下のようにたとえさせて頂きます。
「感染が発生していない外出までするな」という事は、空襲がほとんど来なかった田舎の家の人達にまで、空襲がくるかもしれないから、家をでて山の中にでも隠れろという事と同じです。
この意味で、現在の政府は戦時中の大本営よりも、思考能力を失っていてオカシイのかもしれません。
ですから、今、日本の国民は、適切な状況判断ができない政府と都府県の要請に応じて自分が被害をうけないように、自分の頭で考えて自分を救う行動をすべきだと思います。
例えば、戦時中でもラバウル派遣部隊はその多くが生還しました。これはなぜかといえば、ラバウルの司令長官であった今村均大将が、制海権を失いつつあることからラバウル派遣部隊に日本本土から食料を輸送してくることが困難になると見越して、ラバウルで食料を自給するべく大将が自ら率先して農作業にいそしんで、自給自足体制をつくりあげていたからです。
だから食糧不足に陥る事もなく、連隊の士気も高いままで維持できていたためか、連合軍はラバウルを避けて島嶼攻略をしていったので、ラバウル派遣部隊はその多くが生還したのです。
このように、政府が無能な時には、私たち国民は自分の身は自分で守らなくてはなりません。
ですから、もし私が百家店の経営者であれば、休業要請は拒否します。そして、屋内の店内では飲食を禁止して、屋上に予約制のテーブル席での飲食だけにして営業します。そして従業員には申し訳なくても、マスクを外さすに、ストローを使って水分補給をして、同じくマスクを外さすに「10秒飯」と言われるモノで栄養補給をすねことなどを求めます。これらの飲食物は百貨店で支給します。
そして、記者会見を開いて、「クラスターを出していない。つまり感染が発生していない安全な場所からも人を排除することは、愚の骨頂ですから私共ではいたしません。渋谷のスクランブル交差点に人があふれ、電車の中は満員状態。毎日一千万人以上が普通に外出しても一日の感染者が千人未満という事は、安全対策がなされていれば普通の外出では感染しない。ということです。
それなのに、感染が発生しないのに外出もするなという事は、戦時中でいえば空襲がほとんど来なかった田舎の家の人達にまで、B29が間違って空襲したり、うっかり爆弾を落としてしまうかもしれないから、空襲される前に家を壊して、山の中にでも隠れろと命令する事に相当します。あの大本営ですらそんなオカシナ命令は出さなかった。」と、発言します。
繰り返しますが、現在の政府は戦時中の大本営よりも、思考能力を失っていて完全におかしくなっています。
国民に感染しないで楽しんでもらうために、本来ならば「公園などの散歩を楽しんで下さい」というべきなのに、その公園を閉鎖するのです。すると、行き場を失った国民は、友人知人の家で憂さ晴らしで飲み会を開くしかないではありませんか。
今、政府が全力で取り組むべきは、自衛隊を総動員しても野戦病院をつくって、感染者を収容する事と、ワクチンを確保する事であります。
無駄に国民経済を破壊する事ではありません。
それなのに、今、政府は戦い方を間違えて、再び国民の災厄になろうとしています。
ですから私たち国民に出来る事は、政府を無視して自分の観は自分で守る事だと思います。
最後に、戦時中にもモノの観えていた軍人も官僚もいました。けれど日本では、モノが見えない人達の方が大きな声で発言します。
これがなぜかといえば、非常時には、全員に良い政策という政策はありません。
例えば、医療を確保しようと思えば国民にとっては良くても、医者にとっては大変になるのです。「あちらを立てればこちらが立たず」ですので、モノが視える人には迷いが生じます。
一方でモノが見えない人は、迷いがありません。自分が見たくないモノはみませんので、「一方だけが立てばよい」ので、自分の意見を大声で発言できるのです。
即ち、モノが見える人は見えるがゆえに迷いがあって沈黙してしまう。モノが見えない事は見えないから間違った意見・見当違いの意見を大声で発言してしまう。そして、その声の大きさ故に、物が見えない人の意見を採用してしまって、最悪の場所に歩いて行ってしまう。
これが、戦時中と今の政治・官僚の世界におこっていることです。
今欧米の先進国では、ワクチン接種を進めて、コロナ過を克服しようとしている所です。
一方で日本のワクチン接種率は世界131位。このままいけばすぐに150位180位と順位を落として、欧米が万歳!規制解除の時に、ロックダウンなぞという事になりかねません。
ですから、政治家・官僚の皆さんで迷っている人達は、「自分は、モノが見えるがゆえに迷っているのだ」と自覚して、声を上げて下さい。
なにしろ、政治家にも官僚にもマスコミにも国民世論にも「未だにファイザーワクチン以外には使用を許可すらしていない、厚労省を批判する声がない」。私は、これが日本社会の一番の弱点なのだと思います。

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