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みんなで楽しむ!~すべてに共通する「楽しむ」コツ~

3月も後半になり、令和4年度が終わっていきます。今年度の自分を振り返った時、一つ発見があったので、今回はそのことを書こうと思います。

今回のお話*****************************

■ 子どもより大人

■ 結局は自分!

■ すべてに共通する!「楽しむ」コツ

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■ 子どもより大人
先日友人と話していて、「親子向けにミュージックケアをやるとき、ママたちがのってくれるか心配」という話が出ました。確かに!私もミュージックケアをやり始めた時、そんな風に思っていたことを思い出しました。

小さなお子さんの多くは、楽器を出せば喜んで取りに来てくれるし、フラップバルーンを出せば、大喜びで走ってくれる。でも、ママたちは?「ママたちも一緒に楽しんでくださいねー!」と声をかけたところで、どこまで一緒にやってくれるだろうか。ママたちもやりたくなるような雰囲気を作れるだろうか。「無理にさせない、したくなるまで待つ」のがミュージックケアなんだけど、「大人が一緒に楽しんでくれるか」そこをものすごく不安に感じていた時期がありました。

■ 結局は自分!

私はどうしてきただろうか。思い出してみたところ、始めたばかりの頃は、「ママたちも自分で楽器取りに来てくださいねー!」とか「○○ちゃんのママも一緒にやりましょー!」とか、やたらと声をかけて、でもうまくいかなくてへこんだり、なんか、声かけすぎちゃったかな・・・強制してる感じになっちゃったかなーって落ち込んだり、そんなことがよくありました。そんな中で、研修で聞いたのか、本で読んだのかは覚えていませんが、「自分が楽しむことに集中する」という言葉を知って、少しずつ変われたような気がします。


セッションの時、参加してくれている子どもたちやパパやママのことはもちろんよく見るのですが、とにかく自分が音楽を聴くことに意識を向ける。そして、とにかく自分が楽しむ!そうすると、自分がまず笑顔になって、ノリノリになる。すると、不思議とネガティブなことに意識が向かなくなるんです。「あの子ものすごく楽しそうに楽器鳴らしてくれてる!」「あのママ、立ち上がってランランしてくれてる!」そんな、参加してくれている方々の姿がたくさん目にはいってくるようになります。

そんな風に自分が変わってから、「ななえさんがすごく楽しそうだから、私も楽しくなります」「先生がすごく楽しそうで、つい私も動きたくなりました」といっていただけるようになりました。そして私自身も、「ママも一緒にやってくださいねー」と声をかけることはすごく少なくなっていった気がします。

■ すべてに共通する「楽しむ」コツ

自分が心から楽しむと、その「楽しい!」が周りに伝わる。それは、子どもだけでなく、大人にも。それは今年度、ミュージックケアだけでなく、自分の職場でも、子育てでもすごく実感しました。

職場では今年、大きな行事を任せてもらいました。子どもたちはもちろん、大人もみんなで盛り上がりたい。大人が盛り上がれば子どもたちはもっと楽しくなって、積極的になれるし、自分からどんどん吸収し、成長していきます。大人が子どもたちに、「これをやってください」そう伝えて、腕を組んで離れた場所から見てたら、子どもたちは全然楽しくない。逆に盛り下がる。そうならないためには、まずは大人をその気にさせる。私の思いを伝えて、行動しまくる!「大変だー!つかれたー」と騒ぐのではなく、「これやったら楽しいよね!」「そのアイデアいいですね!ありがとうございます!」と、自分が楽しみまくって、周りにいいね!を押しまくる。そうすると、気づいたら、大人が一緒に楽しんでくれてる。子どもも笑顔になっている。

子育てだって同じ。恐竜ごっこを1時間やるのはきついけど(笑)UNOを一緒にやる、ボードゲームを一緒にやる。アスレチック行ったら、私もアスレチックやる。「ママも楽しんでる!」が「僕も楽しい!」になる。宿題やりなさいよー、習い事の練習しなさいよー、も、「私も勉強するから、いっしょにやろう!」「一緒にバスケの練習やろう!」ならなんかできたりする。毎回は難しいですけどね(笑)

「一緒に楽しむ」ありきたりな、当たり前なことですが、それってどういうことなのか、私はミュージックケアを通してなんだかちょっとわかったような、コツをつかんだような気がします。そしてこれは私にとっての「一緒に楽しむ」で、人それぞれきっと形は違うでしょう。でも私は知らないうちにこれに気付けたことで、今年度ものすごくたくさんの「一緒に楽しむ」を経験することができ、最高の思い出がたくさんできました。4月からまた新しい生活が始まります。次はどんな「一緒に楽しむ」と出会えるのか、今から楽しみです。



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