見出し画像

もしかして私「いつか」のために今を生きてる?

夫を見ていて、うらやましく思うことがある。
例えば、1時間空き時間ができたとして、私と夫の時間の使い方はまるで異なる。

私は、仕事に関する勉強とか、英語とか、投資の本を読んだりしている。
夫は、美術の本を読んだり、好きなお笑い芸人のラジオを聴いたり、レコードをかけたりしている。

つまり、お互い深く考えてはないだろうけど、私は「将来役立ちそうなこと」に時間を費やし、夫は「今やりたいこと」に時間を費やしているのだ。

私も「嫌なこと」をやっているわけではなく、
「将来も役立ちそうだし、やっていても楽しいこと」を選んでいるつもりなんだけど。それでも、「その時、その時間」を楽しんでいるというよりは、
「いつか」のために今を生きてしまっているような気がしてしまう。

夫は、普段本を読むのも好きだけど、私からすると「なにこれ(笑)」って思うような変なものばかり読んでいる。
動物の死に方の本とか、山で狩りをした時のやり方とか、橋についての考察をまとめた本とか。
自己啓発本の類を読んでいるのを見ることはまずない。

私と夫を比べてふと思う。
彼を見ていると、人生の面白いことのほとんどは、「(一見)将来役に立たなそうに見えることで構成されている」のではないかと。

だからだと思うけど、夫の話は面白い。
彼と話すとふっと力が抜けてニヤニヤしてしまう。
「真面目さ」よりも、「くだらなさ」とか「面白さ」の持つパワーの
なんと強く、楽しいことか、と思う。

だから私も、30代になって、夫のように肩の力を抜いて生きていきたいなぁと思うようになった。「将来役に立つこと」じゃなくても、楽しんで過ごせる今を大事にしたいと。

けれど、いつも損得とか利害関係とかを考えて行動してしまう私が、将来のための何かじゃなくて、今やりたい何かをやって過ごすって、
結構難しかった。
意味ないことをしていると、なんだか時間を無駄に過ごしているような気がしてしまうのだった。
このモヤモヤの正体はなんなのだろう。小さい頃からの思考の癖なのかなぁ。

こんなこと考えてることすら夫からしたら、「まじめすぎ〜!」って言われちゃいそうなんだけどね。

人として、面白みのある人に、なりたいなぁ。
「将来のために何かする」のももちろん大事だけど、
今を楽しんで、ゆるりと生きていきたいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?