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七田の コラボ/応募作品

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七田を知るにはこちらから。ショートショートが私を知る手っ取り早い方法です:)。 素敵なノーターさんたちとのコラボレーション作品集。 勝手にコラボ作品もあります。(笑) 沢山の素敵…
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#短編小説

短編小説:『Hero』ノトコレ・ブック

「いい事を教えてやろう」 父さんの物語はいつもこの言葉で始まった。  病院の窓の外に立つ…

七田苗子
1年前
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『まつぼっくりのポケットに』1分ショート:小牧さん1分小説の対・続編

これは小牧幸助さんの1分小説『まつぼっくりをポケットに』の対・続編です。 『まつぼっくり…

七田苗子
1年前
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小説【紫苑】‐『水水水水氷水水水水』

これは私が出した二次作品の対作品です。 緩やかな丘の斜面に生い茂る 緑の合間に 隠れるよ…

七田苗子
1年前
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『女鬼の宿命』

温まった”それ”を とぷりと差し込むと、 何の抵抗もなく するりと滑り込む。 ゆっくりと …

七田苗子
2年前
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小説:【心情】‐『水水水水氷水水水水』

彼を見つめていると 心の中でぽちゃんと小さな音がする。 ただ遠くを見つめて漂うように 何…

七田苗子
1年前
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『瓜二つ』 : 夏ピリカ応募作品

父さんに殺される… 僕は恐ろしさに震えながら洗面所に逃げ込むと慌てて鍵を閉めた。 両膝が…

七田苗子
2年前
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『乞ふ』~恋ふ:闇夜のカラスさん「乞ひ」スピンオフ

これは闇夜のからすさん作:「乞ひ」のスピンオフ作品です。 ↓こちらを先にお読みください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【乞ふ~(恋ふ)】 彼女の瞳をこんなにも輝かせるのは 今も これからも 自分ではないと 痛いほど分かっている。 でも、この瞳を ずっと見ていたいと そう思わずにはいられない。 ◇◇◇ 『…まちゃん? あまちゃんってば!』 ハッとすると、膨れ顔でワンピースを両手に揺らすトーコが目に飛び込んできた。 『もうあまちゃん、またどこかに飛んで

『君ときみと僕』‐ショートショート王様

広い中庭の花の中で一人ぽつんと膝を抱えしゃがみこむ少年がいた。誰一人として僕と遊んでくれ…

七田苗子
2年前
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ショートショート:『金』‐時と涙を超える魚

温い空気のせいかなのか それとも 湿る瞳のせいなのか かすんだ視界の片隅には ぼんやりと浮…

七田苗子
2年前
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『RiNNe』プロジェクト完成記念作品。「RiNNe:番外編‐幸助」 2・14

2月14日『RiNNeプロジェクト』完成品のお披露目されました! 動画は…じゃじゃん!!! もう…

七田苗子
2年前
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『火の鳥』

山奥に「幼子村」という小さな村があった。 十にも至らぬ子供達。病弱な母を看病している子、…

七田苗子
2年前
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グリフ神話

これは七田苗子の仮想神話物語である。 古代文明をさらに遡っていった時代…そこには神々が住…

七田苗子
2年前
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『正しい火の灯し方』

俺のババァはいつもニコニコしてやがる。 人にペコペコ頭を下げては ヘラヘラとまた笑いやがる…

七田苗子
2年前
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ショートストーリー【風船のふくらみ】

【風船の膨らみ】 ーぽん太とハルと ちゃーちゃんと。 僕が生まれる前からずっとママの傍にいたぽん太。 僕がママのお腹の中にいる時から ぽん太が くぅ~んと僕とお話していてくれた。 そのぽん太の鳴き声が 今すぐ消えちゃいそうで寂しいんだ。 ぽん太がずっとご飯を残しているってママが心配してから そんなにたっていないのに、 ぽん太はベッドでまぁーるくなって 僕がお散歩に行く前も 帰ってきてからも そこで、じぃーっと寝ている様になった。 「ぽんた?」 話しかけるけど、 目を