いじめられていなくても学校に居場所がないこともある
学生時代、特に小学校高学年ころから、高校までは暗黒時代だった。短大でも皆が想像する学生生活をしていない。
気付いていないだけかもしれないけれど、特にいじめられていたわけでもない。モノを隠されたとか、無視されたとかそういうこともなかった。
ただ、人が怖くて、どう思われるか怖くて、楽しそうに話している中に入っていけなくなった。
小学校低学年の時は何となくみんなで鬼ごっこしたり、ドッヂボールしたり、誰じゃなきゃというのはなかった。
高学年になり、グループが出来始める。
ただ、人が怖くて、どう思われるか怖くて、楽しそうに話している中に入っていけなくなった。
そこに入れてもらって気を使われるのも申し訳ないし、心苦しくて、そんな思いをするのなら一人でいいと逃げていた。
休み時間に、突っ伏して過ごす。校舎裏など人のいないところに行く。図書室で過ごす。教室にいるのがしんどいときは、人のいない学校の渡り廊下や踊り場に行ったりもした。
修学旅行もグループに入れてもらう。楽しいと思わなかかった。心苦しかった。
高校の修学旅行は、震災で中止になった。嬉しかった。
気を使ったり使われたりするからグループにいるのが嫌なのに、一人でいるのは周りの目が気になるから逃げまわる学生生活をしていた。
でも学校へ行くのは当たり前のことで、行かないという選択肢があるということも知らなかったらから、毎日をやり過ごしていた。
時々似た感じの子がいて、流れるように一緒に過ごしたこともある。
お手洗いも好き勝手行くし、掃除当番だったら待たずに帰った。登下校も待ち合わせ時間に来なかったら、置いていったしそれでお互いがよかったから。でもそれは単に一人にならないし都合がよかっただけなのかもしれない。
働いても職場で女性が多いとグループが出来た。
そこに入れてもらって気を使われるのも申し訳ないし、心苦しくて、そんな思いをするのなら一人でいいとその時も逃げていた。
子どもができても、変わらない。
今でも人が苦手だ。無理に入るよりは一人がいいのを知っている。
きっとずっと変わらない。そんなもんだと思うとこれでいいと思う。そして、こんな自分にでも構ってくれる人は出てくるし、いい距離を保てる人もでてくる。それを学んだし、学び続けている。
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