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39.自分で塗り壁をしてみたい!塗り壁のワークショップに参加した話

家づくりの打ち合わせで壁紙が決まった我が家。

前回のブログでも書きましたが、(前回のブログはコチラ
私は家づくりをするなら絶対やりたい!と思っていたのが「塗り壁」です。
「一部でいいから壁を自分で塗ってみたい!」というのが憧れでした。

塗り壁への憧れの始まりは、私が高校生の頃交換留学でのホームステイ先でホストの子が週末に自分の部屋を好きな色にペイントしてた事がきっかけです。

どんな色に塗ったのか、もはや記憶があやふやではっきりとは覚えてないんですが

壁に色を塗ってもいいのか!
色を変えるだけで部屋の印象が全然違う!!

と衝撃を受けたことはハッキリと覚えています。
今でこそリノベーションがブームですが、実家の家も建て替えたのでこの「自分で作り替える」という発想は当時大きな衝撃でした。
それまでは「お家」=「新しく建てる」という考え方だったんですが、これって実は日本独特の文化なんですよね。
海外の方にとって「家」は「建てる」ではなく、「カスタマイズ」するもんなのか!と思いました。(たまたまDIY好きな家族と出逢ったのかもしれませんが)

実は「リヴさんで家を建てよう!」と決めた理由の一つにも「塗り壁」が関係してたりします。私たちが施工会社探しで初めて訪問したリヴさんのカフェ「Green Kitchen SUBACO」(旧:LIV KURASHI STUDIO)。ここもトイレに漆喰が塗ってあったり、カウンターがブロックを積み上げて作ってあったり、床の端材でテーブルが作られてたり、DIY要素が満載◎
塗り壁とかタイルetc. 自由に作りたいなら、積極的にDIYウェルカムな家で建てたいと思っていたので、担当されてた鶴亀さんが「僕が漆喰夜な夜な塗りました!」と聞いて、この営業さんとなら楽しく家建てられそう!と思いました。

 

とはいえ、自分たちで塗り壁をした事がない私たち…
さすがに新築の家にぶっつけ本番で塗る度胸はないので、コーディネーターメイちゃんに「親子で塗り壁をやってみたいんですけど…」と相談したところ、京都で二箇所実際に体験できる場所を紹介していただきました。

うま〜くヌレールLABO東京・京都

インテリア末永さん(ポーターズペイント)

両方HPを拝見してみて、私が気になったのはインテリア末永さんのPorter's Paint(ポーターズペイント)という塗料です。しかも私がホームステイを経験したオーストラリアの塗料…ますます親近感!何より、色も素材感も好みのテイストだったので、インテリア末永さんのワークショップに申し込みました。

お店のドアや外壁もポーターズペイントの塗料が使われれたはず 可愛いです!

現在もワークショップは問い合わせすれば随時予約を受け付けていますので、お問い合わせを!(リンクはコチラ

ワークショップの内容は
・ポーターズペイントの説明
・塗り壁体験(養生のやり方・塗りかたのコツ)
・ショールームの見学(仕上りの質感を)

こんな感じでした。

一つ一つがオーダーメイドのポーターズペイント


オーストラリアで生まれた自然由来の塗料であるポーターズペイント。
面白いところは質感も色も自分たちで選べるということです!

もちろんサンプルはたくさんあるんですが、
受注してから一つ一つ絵具を混ぜるように作っていただけるオーダーメイドの塗料なのです。
色も同じ白でも微妙な明度や彩度で、色見本をみてるだけでウットリ…
日本の和の色から、海外のお家に塗ってあるようなビビットな色までバリエーションは何百とあります。
色だけでなく、質感もさまざま。卵の殻のようなマットな質感を持つエッグシェル、石のようなざらっとしたストーンペイント、ウッド、チョーク、フレンチウォッシュetc. 同じ色でも選ぶ質感によって全然違う雰囲気に仕上がります。
家づくり大好きな方ならあるあるだと思いますが、サンプル眺めるだけでも一日過ごせそうです。笑

塗り壁で一番大事なのは養生

塗り壁で一番大事&大変なのが、実は塗ることよりも「養生(ようじょう)」なのです!

養生(ようじょう)とは、先に完成した部分が汚れたり、傷がいくのを護ったり、コンクリート施工などで固める際にあらかじめ手を打っておくことです。

塗り壁の養生の場合、マスキングテープとビニールシートがくっついた養生テープで塗る部分以外の汚れて欲しくない場所をカバーしてする必要があるんです。


塗装を経験したことがない私は初めて知ったんですが、ホームセンターで養生グッズは手に入るんですね。おすすめはビニール部分が30cmくらいくっついたの長すぎないマスカー。丈が長いとビニールが垂れ下がったりするので、短めを継ぎ足す感じで使えるのが便利らしいです。
ワークショップではすでに養生が終わってたのですが、末永さんは丁寧にテープの使い方・貼り方を教えて下さいました。

一度でうまく塗ろうとしないことがコツ!

さて、ここからが楽しい塗り壁です。
ポーターズペイントは下地を塗ってから色を塗っていきます。
塗装の工程は3ステップ

1.下地をペイント
↓乾かす
2.選んだ色をペイント(1回目)
↓乾かす
3.選んだ色をペイント(2回目)

1面仕上げるのに3回塗装が必要なんです!
コツは一度で仕上げないこと。
「バツ」を描くようにいろんな方向から塗り重ねていくこと
(だったかな…)

こんなんでええんかなーと思いながら塗り始めましたが、垂直な壁に向かってひたすら塗る作業。1面だけでも結構腕がまぁまぁ疲れます。子どもも一緒に出来たらいい家づくりの思い出になるかな…と思ってやったものの、当時5歳の息子は開始10分くらいすると疲れてやめてたので、本番はきっと一人でやる羽目になりそう…と悟りました。笑


幼児には少しハケが重かったようです 小学生くらいのお子さんだったら楽しめそう!

私はというと、塗っていくたびに変わる壁の色…ほぼ一人で夢中になり塗りたくってました。

夢中になる私と疲れて眺める息子との温度差…笑


「塗り壁」と聞くと専門の塗り壁職人さんに頼まないと、いい感じにならない=コストが上がってしまうし、なかなか予算に余裕ないと無理なのかなって思ってたのですが、初めて塗ってみた感想は「ど素人が塗っても、めっちゃいい感じに仕上がる!」ということです。
あとは「どんな質感でも塗料が落ちたり、色がついたりしない」こともポーターズペイントを実際体験してみて「いいな!」と思った点です。
和室で使われる漆喰の壁なんかは、結構洋服に素材がついたり、ポロポロ剥がれてきたり…お掃除やメンテナンスも大変なイメージなんですが、ポーターズペイントはざらざらした質感でも、服に素材や色がついたりしないんです。
自分でメンテナンスできる」というところもセルフペイントのメリットです。
万が一壁にぶつかって傷になっても、手持ちの筆で塗料を塗れば元どおり。色が飽きたな〜って思ったら、新しい色に模様替え。めちゃくちゃ濃い色を塗った後に、明るい白色の壁に塗り重ねることもできるのです!

セルフペイントの体験後にショールームも見学させていただけたのも素敵な経験でした。ご自宅を全面ポーターズペイントで塗装されてたのですが、なんと壁だけでなく天井もポーターズペイント!(天井は垂直な作業なので、めちゃくちゃ難易度上がると思います)体験では一部でしたが、全面塗装されてると空間のイメージがガラッと変わって素敵でした。
私の注文住宅で建てた友人もポーターズペイントで塗装してたんですが、「予算が許せば、全ての壁をポーターズペイントで塗りたかった」と言ってた意味がショールームをみて分かりました。
塗装独特の色ムラが照明や窓からの光が入ると独特の陰影が出て、めっちゃ綺麗なんです。

この独特の陰影や質感は画像では伝わらないので、是非実際にワークショップで体験して欲しいです!

そんなこんなで、ワークショップは一応両方のお店に行ってみようかなと思ってましたが、一発でポーターズペイントのファンになった私。
塗り壁はインテリア末永さんに相談することになりました。

次回に続きます!


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