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19. 別の施工会社のお家も検討してみる その2〜建売と中古物件リノベを考える〜

吹き抜けが特徴的なお家の施工会社Aの勉強会に参加した我が家の家探し。
(勉強会と見学会の様子はコチラ

決断を下すまでに長いことかかりましたが、この勉強会を通して思ったこと...
家探し、長引けば長びくほどめっちゃ疲れる。ということです。
(当然のことなんですが ^ ^;)

勉強会でお家の作り方、資金講座、土地の選び方、etc.
家を一軒建てるだけも結構頭に入れなあかんことは山ほどあるのです。

勉強会でエネルギーを使い果たし、また違う土地を探し直すとか...
疲れ切ってた我が家にとって新たな土地探しは、施工会社Aにそれを提案された時点で、無理〜!と心の中で叫んでました。

ネガティブ思考

都内に住んでた時も同じような経験が。もう少し広い部屋に住みたくて引越しを考えた時、電車で1時間以上の郊外に引越ししようかと検討したこともあったんです。実際物件もいくつか見学して契約直前までいったことも...
でも毎日の通勤時間・満員電車に揉まれるくらいなら、同じ場所でその通勤にかかる時間とストレス分を家賃値上がり分として払うわ!
と言うほど夫・きんちゃんは通勤の不便さが特にストレスに感じてました。

せっかく通った施工会社Aも、現実的に長岡京市内での土地価格では難しそうだし、建物自体もあんまりしっくりこない...

そもそも、建築条件を外したりするから余分にお金がかかるんだし、そこまで拘らなくても建築条件がついてる土地とか、建売・中古でいい感じの家はないんだろうか?

というわけで、SUUMOで再び土地や家をひたすら探し直す旅が始まりました。

建売か中古は?

検索してて引っかかったのは新築建売の1軒のお家。
リヴさんで注文住宅としてもらった見積もりよりも、めちゃくちゃお手頃価格で大丈夫か?という気持ちとともに、見た目・内装もネットで見る限りお洒落そうだし気になる。

夏の暑い日に、子連れで見学に行きました。新築はエアコンとか効いてないから、暑くて大変だった〜!長岡天神から徒歩20分位。
きんちゃんが通勤に使うJR長岡京駅は割と遠めの山沿いの坂の途中に建つ黒と白の外壁が印象的なおおよそ30坪のモダンなお家でした。
駐車スペースは2台分。
見た目はうろ覚えだけど、シンプルで素敵な印象でした。

1階がリビング&トイレで、2階に上がるとお風呂+個室が3室とサービスルームがありました。2階がお風呂だから、洗濯物も二階で干す家事導線でした。
ここはお風呂が素敵でした。脱衣場が銭湯みたいに収納棚がついてて、カゴが置いてあって、お風呂に入ると窓からは斜面の竹藪が見えました。

新築の間取り 2Fのコピー

ただ、私は他の場所の使い方が結構どう使っていいのかわからず、引っかかりました。
サービスルームは太い廊下のような感じでしたが、部屋としては使えないのに無駄に広い気がする...
かといって廊下に色々物を出すのは邪魔だし、勿体ないスペースが多い。
あ、でもベランダでガーデニングする人にとったら、サンルームとして使えるのかな。(←最近園芸始めた人の発想)

一番ようわからん!と思ったのは夫婦で重要視してるリビングでした。
せっかくの開放的なリビングなのに、すごく立派な壁に囲まれて、全然外の景色が殆ど見えないやん...と思ったのが一番の残念ポイントでした。このお家が建ってた場所の向いに大きな池が広がってて、見えるようにすればいいのにな...私だったら、2階リビングにして景色を楽しむ仕様にするけどなーと思いました。

新築の間取り1F

あとはリビングの奥が窪んでて、かといって収納でもない謎のスペース。
子どものおもちゃなどが置いてあったけど、子どもはこんな狭いところで絶対とどまらない&リビングど真ん中で遊び出すだろうな〜。
(たまにど真ん中めっちゃ空いてるのに、端っこで遊んでる時もあるけど)

あとはキッチン背面がスライドドアで隠す収納でした。アリンコのお家でもルーバー扉で隠す収納だったんですけど、棚を開けて閉めて、さらにドアを閉めて...ズボラな私はめんどくさくなって、結局ドアが煩わしくなりそう。
きんちゃんはええやん!と言ってましたが、私はイマイチピンとこなかったのです。
あとは階段下が収納スペースになってましたが、奥行きが無駄に広くて、どう使っていいかわからずでした。

階段下収納

私は家づくりの際に収納スペースをわりとこだわって考えたんですけど、
結局「1アクションで出せる収納」が一番快適だと思うんです。

ウォークインクローゼットも、よっぽど広い収納スペースが取れるなら部屋型にするのは有効だけど、あんまり小さいところに作ると、物が重なったりして結局奥のものが取り出しにくくなるような気がします。
私は収納スペース「あったら入るだけ詰め込む」タイプなので、以前住んでた古家の0.5畳押入れはとにかく物が出しにくくてストレスでした。
段ボールも重ねると、上の箱をおろして、一旦手前の箱を出して奥のものを取り出したり...結構使い勝手が悪いなーと思いました。

収納難しい

奥行きのあるスペースがあるなら、私ならサイドに棚をつけるなぁ...など、収納の勝手がなんとなく出来上がった家に対して思うことが沢山出てきて、ときめきポイントがあまりありませんでした。
せっかく大きな買い物するなら、間取りや収納はある程度考えたい、と建売を見学して思いました。
交通の便もきんちゃん目線ではイマイチ遠いし...

あとは家の価格が安すぎて逆に気になりました。
見た目がそんなにおかしいところがないと言うことは、構造にお金をかけてないのかな...仲介業者さんにそこまで突っ込んで聞いてませんが、いくらお手頃でもせっかく買った家が寒いとか、性能が悪い家は嫌だなーと思いました。

家の構造について...なんで家の本体価格に開きがあるのか、我が家の営業担当鶴亀さんに質問したことがありました。リヴさんで建てる家は長期優良住宅のお家。構造も一手間かけてはるから、本体価格が他の家よりも上がるみたいです。

例えば同じ在来工法でも、柱で木枠を作り、その間に断熱材、その上に防水シート、胴縁(どうぶち)をつけて外壁材をつけるのですが、リヴさんのお家は断熱材の上にさらに構造合板という板を貼った上で、防水シートを貼るんですね。
外気からの壁が増える分家、本体の性能が上がる訳です。
その手間と材料費がかかるので本体価格が他のお家よりも高いみたいです。

家の作り方

見た目が同じような仕様でもお値段が安めの家は、そのひと工程を省いてコストダウンしてあったりするわけです。
その工程が無いからといって欠陥住宅と言うわけでは決して無いのですが、日当たりとか環境以外にも性能がしっかりした家を選んだ方が良いですよね。
特に土地価格が高いエリアは土地価格が下げられない→家の本体価格も高いと家が売れなくなる→構造部分でコストカットしてるお家も多そうです。

注文住宅のように土地探しや施工会社とのやりとりもないし、実際の広さや日当たりも体感できるし、注文住宅、リノベーションと違って、総合価格がわかるし、予算オーバーが無いのは建売のいいところ。
でもいくら見た目がお洒落な家でも、中の構造がどうなってるのか見えないので、そこがリスクだったりします。

建売を見学した時に、不動産業者さんにも色んな土地や物件を紹介してもらいました。
駅近くなら、中古物件だったら予算内なのかな〜ときんちゃんにも「本当に新築じゃないとダメなのか?」とも話し合いました。

中古物件も築浅だとそこそこのお値段する...
ここでも収納など自分たちの思い通りではない部分で納得いく物件がありませんでした。中古は新築と違ってリフォームする費用もかかってくるので、家の性能にも良し悪しあり。

中古物件のリノベーションは単純な土地プラス建物価格では判断できないのが引っかかりました。
築が古い分メンテナンスが新築より短いスパンでプラスアルファでかかってくるし、リノベーション費用もフタをあけてみないとわからない。
思い入れのあるお家のリノベならまだしも、修繕費用含めトータルでみてかなり負担が大きい気がしました。

リノベーションは古い住宅地に新参者が家を建てるという「ご近所リスク」も懸念事項でした。昔の住宅地は高齢者が多いので、日中家にいらっしゃるご家庭が多いです。慣れ親しんでる土地での建て替えならまだしも、知らない土地で家を買って解体。近隣住民からの苦情がくるかも...と思うと心配でした。

リノベーション

きんちゃんもせっかくローン組んで家を買うなら、新しい方が絶対大事にすると思う。中古はやめよう!とのこと。
注文住宅建てたアリンコ(アリンコの家づくりはコチラ)に中古物件を探してることを伝えたら、「でも...結局ネーサンは自分の思うように作らないと絶対後悔しそうだよ」と言われて妙にナットクしました。

よし、じゃあやっぱり新築の建築条件つきの土地を検討しよう!
次回はまた、違う施工会社さんの見学に行きます。

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