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5.友達の注文住宅に首突っ込んだ思い出。 その1

2LDKの新居に引っ越して、マルコにとって初めての育児生活が始まります。

親元離れて慣れないことだらけで、仲良い首都圏の友達も当時はまだ絶賛婚活中。
東京での子育ては最初、気のおけるママ友がいなくて...なかなか孤独とストレスとの戦いでした。
(地元でマンション買ったり、家建ててる友達がどんだけ羨ましかったことか...)

そんな中、同じ年に3ヶ月違いで妊娠。
私より先に三重で出産した友達、「ありんこ」とよく連絡取ってました。
彼女との出会いは地元・京都の大学で学部が一緒でした。
ありんこは私の友達の中でトップ3入るファッショニスタ。
つまりスーパーおしゃれ女子です。(表現が急にダサい)

ありんこ

ありんこの結婚式も、ペーパーアイテムを一緒に考えて作って楽しかったです。
東京に遊びに来てくれた時に、観光がてらリボンの卸屋さん、色んな紙屋さんや海外のペーパーアイテムを見に行ったりして、コスト抑える方法考えたり...

仕事終わりに町工場寄って、樹脂で型を作ってもらって自分でインクつけて、1枚ずつ刷ってみたりしてました。(サイズは限られるけど、版があれば、レタープレスコンボキットっていうので自宅でも簡単に活版印刷ができるんです!)
活版印刷とは、の話をしだすと、めっちゃ止まらないのでまた...

なかなか普段の仕事はそこまで手をかけるのってコストや手間もかかるし無理なんですが、「手で作る作業」はそれぞれに版ズレとか味があるので、この作業は振り返っても本当に楽しかったです。

ペーパー

ありんこが考えて演出した会場もゴリゴリに素敵でした。当時SNSもインスタとか流行ってなかったし、「どっからそんなアイデア見つけてきたんやー!」ってくらいとびきりオシャレな結婚式でした。

結婚式dis


そんな彼女も「姉さーん、ついに土地買ったよー!」と今度は家づくりの相談。
(一部でマルコは「ねえさん」とか「姉」と呼ばれてました。一応断っておきますが、ありんこは私より年上です。)

彼女もゼロからの土地探し、乳飲み子抱えて設計事務所さんの建築士さんに設計してもらって、注文住宅で建ててもらってました。

私の知り合いの中で注文住宅で建てた友達1号でした。
そして、彼女の家づくりが私にとって初めての「家づくり」との出逢いでした。

...といっても、全部に関わった訳じゃないです。

ありんこが採用する部材の色や質感で迷った時、相談に乗るスタイル。

画像8

私はここでいろいろな建築部材の用語やら、土地の形状etc...それと「家づくりってこういうことができるのか!」という、注文住宅でカスタマイズする楽しさを知りました。

設計されたのは男性の設計士さんでした。もうすっかりラインのやり取りは消えてしまったけど、当時私もありんこも「やっさん」と勝手に呼んでましたね。
その「やっさん」の描いたパースを送ってもらって、ありんこが迷っている部材の写真を私がPhotoshop(写真を加工・合成する編集ソフト)で合成して、イメージを見せたりして一緒に考えてました。

例えば家の外観(外壁?)に関してはこんな感じでした。

ありんこの要望としては全面「塗り壁」が良かったらしいです。
わかるよ〜!塗り壁、扇型の形したやつかな?違う?
マットな感じが良い◎

むしろ、自分がやってみたい
(→きんちゃんに全力で絶対止められるやつ)

本当は全面「ジョリパ」が良かったんだけど、
コスト面で全面「塗り」は難しいから、
部分的に「ガルバ」を入れることになったから、色の相談乗って〜


という内容でした。
「ガルバ」と「ジョリパ」...さて、なんのことかしら。

外壁は「塗る」か、「貼る」みたいですね。

外壁

「塗る」方の仕上がりは職人さんの腕による。
つまり、一定の職人さんの技術が必要になる→コストかかるみたいです。(一概にはいえないらしいけど)

一方で「貼る」方は出来上がった部材を貼ると言う作業。職人さんの技術を問わず部材貼るだけなので、「貼る」方がコスト面では抑えられるみたいです。

「塗る」だけでも色々ありますよ。
漆喰なのか、モルタルなのか、リシン掻き落とし、ジョリパット仕上げ...何をどんな風に塗るかでここも変わってくるんでしょうね。

ほんでもって「貼る」のもいろいろある。
建物の外壁に貼る、仕上げ用の板(パネル)をのことを「サイディング」と言うらしいんやけど
・金属
・窯業(ようぎょう)←読める?私は全く読めんかった。焼き物
・木質
・樹脂
大きく分けて4種類あるそうですよ。
(樹脂!?思わず検索しちゃいました...きになる人は「樹脂サイディング」を検索!)

ありんこはその中で正面は塗りの「ジョリパット」
あとは金属サイディングである「ガルバリウム鋼板」を使うことにしはりました。

ガルバ

ジョリパットの画像ももらったけど、わかるかな...
ジョリジョリです。

ジョリパ

リヴのインテリアコーディネーターさんが配信されてるアカウント「ICガールズ」のインスタが、壁紙の動画あげてはるのでわかりやすいですよ◎ (3月31日の動画が外壁の投稿やった)
※インテリアコーディネーターを「IC」と呼ぶらしいです

インスタグラムやってる人は是非→@liv_icgirls_official
こちら、神アカウントです。

リヴさんで家建てなくても、インテリアとか家づくりの参考になります。
ここであえて苦情いうとしたら...我が家が家づくり始める前にこのアカウント、始めて欲しかったです。笑(完全に自己都合やけど)

打ち合わせの部材のサンプルはあくまで一部。
全体に広げるとまた見え方も変わってくるし、さらに光の当たり具合によって色も全然見え方が違ってきます。

そこでありんこの家はイメージとしてはこんな感じで合成してパターン作ってました。

やっさんハウス

この写真を見て、あれ?何故このアングル?って思ったそこのアナタ。いい質問です!(^^)←誰
このお家の正面はどこ?って感じですよね。

ありんこの家、正面が斜め向いてるんですよ。
なんて個性的なお家。デザイナーズハウスって感じですよね。

家の正面

そうそう、ありんこの家づくりで「旗竿地(はたざおち)」という単語も知りました。
「旗竿地」とは土地の形です。
道路から見たらわかりやすいと思うんですけど、手前にお家が建ってて、その後ろにひっそりと建ってる感じ。土地が旗の形をしてるので「旗竿地」というみたいです。

旗竿地

ちなみに、我が家も「旗竿地」にしましたよ。
(真似したわけではないけど)
「旗竿地」また土地探しのとこで出てくると思います。

そう、それで完成したのがこのお家です!
どーん!!

玄関出来上がり


土地の端っこから撮ってくれたんだけど、
マックス引きで撮っても全部収まらんかったらしいです。笑

なんとも個性的ですね。映えますね。
中もとっても素敵なんですよ。

来週はぜひ中を覗いてみましょう!お楽しみに(^^)v ♪



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