見出し画像

KDDIの通信障害 デジタル化の危険性

2022年7月2日午前1時30分過ぎ頃から通信障害のため、auキャリアの電話が使えなくなった。
今回の障害で一番の問題点は緊急通報ができないこと。
台風4号が7月3日にかけ、沖縄に接近している。災害時に電話が使えなければ、救える命も救えなくなる危険がある。

総務省は電気通信事業法に基づき、110番や119番など緊急通報が可能なサービスの障害で3万人以上に1時間以上の影響が出た場合は「重大な事故」とみなし、総務省への報告を義務付けている。
今回の件がこれにあたるならば、KDDIは今後、「重大な事故」の責任への対応に追われることになるだろう。

スマホの普及率とともに固定電話が使われなくなり、公衆電話さえも数が減った。
通信の障害は、日常生活に密接にかかわる、あらゆるデジタル化の危険性を人々に気づかせた。

今回は通話の通信機能の支障だが、これがデータ通信の支障だったら。
メール、インターネット、アプリ、クラウド、デジタル化された情報のすべてを使うことができなくなる。

有事の際のリスク回避のために、大事な情報は、印刷物にして保管、2重、3重のバックアップなど、デジタル情報を使えない時の準備が必要だ。

具体的には、複数のキャリアを持つことの検討やスマホなどの重要なデータのバックアップをとること、搭乗券、入場券などはQRコードを印刷することなど。

その結果、世間ではデジタル化で省力化、ペーパーレス化を推奨しているが、さらにコストをかけることになっている。
なんとも皮肉なことだと思う。

私の備忘録として、デジタル化に頼りすぎることの警告。


サポートいただければ、嬉しいです。まずは本を1冊発行することを目標にしています。その夢の実現につかわせていただきます。どうぞ、よろしくお願いします。