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「好き」のハードルは低くていい

「自分のことがよく分からない。」という人は結構多いんじゃないかな。

特に、「自分が何が好きなのか分からない。」という人は多い様子。

私自身が「自分が何が好きなのか分からない。」状態が長く続いていたから

そういう情報を多く拾っていただけかもしれないけれど。


私自身が何が好きなのか教えてくれたのは意外にも

美容師さんだった。


初めて担当してくれた美容師さんが、私との会話の糸口をつかもうと

私に色々と質問をしてきた。

「ご趣味はなんですか?」

「最近、コレ熱い!!!って思ったものってなんですか?」

「サブカル系とか好きですか?」

今から考えたら、私の「好き」を引き出すカウンセラーばりの質問の多さだった。


う〜ん。ご期待に添えるような趣味はあまりないよ〜。

そう思いながらも強いて言えばコレかな〜と思ったものを伝えてみた。

それが、ゲームだったのだけれど。

当時、子どもが寝たらソッコーでやっていたゲームがあって

そのゲームタイトルを伝えたら、まさかのまさか

美容師さんも同じゲームをやっていて話が盛り上がった。


「えーー!?じゃあ、ゲームがお好きなんですか??」

と美容師さん。

「うーーーーーん。そういうわけではないのだけれど。

あ〜、でも東京ゲームショウには行きましたねー。」

と私。

「え!?? 東京ゲームショウ行ったんですか???

それ、絶対好きじゃないですか!!! 

僕、ゲーム好きですけどゲームショウまでは行きませんよ。」

と美容師さん。

そこで私は、自分がゲームが好きなことに気づいたのだ。


何かを「好き」ということは、寝ても冷めてもそのことを考えていなければならない

そう思っていた。

例えばゲームであれば、常に新作を追って発売日にすぐにゲットして

寝る間を惜しんでTV画面やPCモニターにかじりつき

クリアするまで徹夜でやり続けることができるような人のみが

「好き」と言えると思っていたのだ。

「好き」のハードルがすこぶる高かったのだ。


私のこのレベルでも「好き」って言っていいんだ。

そう気づいた。

そこから、映画や登山も好きだということに気づいた。


気づいてからは、映画は隙間時間があれば何か見ているし

子どもを一時保育に預けてまで一人で映画館に行くようにもなった。

登山も6月までの計画がすでに立っている。


自分のことを最近まで本気で無趣味だと思っていた。

もしも、この記事を読んでいる人で

「自分が何が好きなのか分からない。」と思っている人がいるなら

少し前の私のように、「好き」のハードルが高いのかもしれない。

その分野について専門家のように語れなくても、経験が浅くても

「好き」でいいんだよ!


私もまだまだ「好き」が増える予感。。。








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