【辞めると相談してきた後輩とのセッション】


【辞めると相談してきた後輩とのセッション】

今日、「辞めて夢を追いたい」という後輩とセッションをした。

2週間に一度後輩とのセッションをしていた。
その後輩は特に自分の人生に対して真剣に考えているからこそ、農業の厳しさや自分のやりたいこととのズレがあること。シーズン中の忙しさから大切な人との時間が取れないことなどのストレスを抱え、今の場所から逃げたいという思いを持っていた。

私は後輩が、「今」に意識が向いてないことを感じ、「今あるもの、すでに持っているもの」そして「これから見たい未来」について話してもらった。

すると、後輩が抱える悩みは単純に会社やこの空間が嫌いなのではなく、夢に向かっていくスピードが遅いことへの苛立ちであることが分かってきた。

私は、「この会社にいる未来と、この会社を出た未来では、どちらの方が夢に近づくスピードが早いか?」という観点から俯瞰してみるアドバイスをした。

また、そこにアイメッセージで「私は、この後輩にとってはこの会社をうまく活用することが結果的に速く、そしてより大きな成果を得ることに近いと感じる」ことを伝えた。

後輩はかなり悩んでいたが、黙って見守った。
彼の頭の中には、「この会社に残るメリット、デメリット、出ていくメリット、デメリット」などいろんな感情が巡っていたと思う。

彼は最終的に「この会社に残り新規事業部を作ることが1番いい未来である」という結論に行き着いた。

人は悩む時は二元論になりがちである。
AかBかといったことだ。

しかし、人には創造性がある
AでもBでもないC案を作る力

彼にはそれがあった。
彼の夢にとってベストなC案を、そして彼にとってもベストなC案を出してくれて良かった。

ある学者が「人の未来は、10の500乗の可能性の未来がある。人はそこから一つを選択してその未来に入っていく」と言っていた。

人には無限の可能性がある。
選択の質を上げること。

そのために自分のマインド、ノウハウ、スキルを上げること。

そして「自分の人生を変える質の高い質問を常に自分に問いかける」こと。


私にも気づきがあった。
自発的にセッションを楽しみ、繰り返している私にも気がついた。

農家でありながら、人生の選択の質を上げる手伝いをできるコーチ。
それが私が本当に求めている生き方かもしれないと改めて感じた。
気づきをくれた後輩に感謝。

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