クリスマスに纏わるストーリー① ある靈(たましい)の記憶
2018 .11
私には買いたくてもずっと買えないものがありました。
シュトレンです。
ドライフルーツがたっぷり入ったドイツ菓子で、毎年クリスマスになると売られているもの。
シュトレンの存在を知ったのは幼い頃。とても興味を惹かれたけど、30年位前の田舎にはそんなものはなく、実物にお目にかかる機会はありませんでした。
近年はスーパーや近くのパン屋さんでも見かけるようになり、手に入りやすくなっていたにも関わらず、なかなか食べられませんでした。
(シュトレンを食べなくても死ぬわけでなし…)
クリスマスの氣配を感じる時期になると氣になり、手に取ることもありましたが購入には至らず、食べないまま何年も過ぎていました。
このほんの些細なひっかかりが、2018年の冬、あるヒーリングがきっかけで過去生の“わたし”と結びつきました。
クリスマス、教会、パン 、お腹を空かせた小さな女の子
わたしの靈の記憶…
過去生で自分が何者で、どんな経験をしていたのか。
少なからずそれが今の自分に影響していることがあるとは知っていましたが、りかさんのビジョンを通して語られたストーリーには体感が伴っていました。
小さな女の子が感じた絶望と、その先に見たささやかな希望の光。 。
シュトレンを通して私が強く感じていたのは、大切な人に美味しいものを食べさせてあげられなかった小さな女の子の記憶でした。
それは辛く寂しいものでしたが、今を生きている私が寂しさに浸るためのものではない。
今の私はもうあの時の“小さな女の子”ではない。
今のあなたはそれを買うことができるし、大切な人に美味しいものをたくさん食べさせてあげることができる。
2018年の冬は家族と2種類のシュトレンを楽しみ、今の私の氣づきや行動で私の一部である“小さな女の子”の靈が癒え、私自身も癒されるという体験をしました。