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野草食日記 250 ベニバナボロギクの韓国風和え物

うちの菜園は零れ種で育ったベニバナボロギクでいっぱいの7月です。
ベニバナボロギクは秋の野草と思っていましたが、適温であればどんどん発芽するのですね。
すでにレンガ色の花を咲かせているものもあります。

今朝、起きてすぐ、2階の窓からこんな光景を目にしました。

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思わず、獄門島か?!と思いました。
なんだと思います?!
もう少し近づいてみましょう。

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下の方に白いふわふわしたものが見えますね。
さらにズームアップ。

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鈍いオレンジ色っぽい小さな花が咲いているのが見えますか?!

ベニバナボロギクです!
屋根の樋に種が飛んで発芽し、背が高くなったところに風が吹いたのでしょう。
逆さまになって花を咲かせ、ふわふわした綿毛の種までつけています。

野菜は栄養分を与え手をかけるのが当たり前ですが、野草は放っておいてもこんなに立派に育つのですね。
なんとも手間要らず。
野菜をあまりうまく育てられない私のような人間には、菜園で野菜と一緒に野草を育てる意味は十分あると思います。
より簡単に収穫の喜びを感じさせてくれます。

さて、これまでベニバナボロギクは肉との相性がいいので、炒め物や常夜鍋に使う、あるいはサラダの葉野菜のひとつとして加えるという使い方ばかりでした。
茹でておひたしにすると、セリと春菊をミックスさせた香りがちょっと鼻につきます。いつものように夫は、ただのおひたしも美味しいと言ってくれるのですが、私自身の納得がいきません。

クセのある香りのバランスを取るために、香味野菜を使った韓国風にアレンジすることにしました。

黒胡麻を擦り、ニンニク醤油、コチュジャン、鶏ガラスープの素、みりん、摺り下ろし生姜、唐辛子粉(キムチ用、無ければ一味唐辛子やカイエンペッパーなど辛いもの)、ネギのみじん切りを加え、全体を混ぜたところに胡麻油を足し、更に混ぜ合わせます。
食べる直前に、茹でて食べ良い大きさに切ったベニバナボロギクを和え衣と和えたら出来上がりです。

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野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。