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野草食日記 352 アオミズとしらすのガーリック焼飯

割合珍しい野草と言われるアオミズですが、引っ越してきた当初からうちの庭に自生しています。特に種を蒔いたわけではないのに、翌年からは畑の方まで勢力を拡大、まさに「群生」という言葉がぴったり。
夏の間、毎日のように味噌汁の青味に使うだけでは追いつかず、グングン大きくなるので、ちょっと油断するとすぐに他の植物を侵食してしまいます。
野草好きな皆さんからすると、なんと勿体無いと言われそうですが、今年はところどころ間引きをして堆肥場に捨てていました。

園芸品種を植えている庭の一角に勝手に自生しているアオミズ(真ん中)
シロタエギクが侵食されて息も絶え絶え?!

繊細な香りで、卵料理の時に使ったり、味噌汁にちょっと加えるくらいであまり使い道がないと思ってましたが、そうも言っていられない状況なので、先日豚肉のガーリックステーキにレタスなどのサラダと一緒にアオミズもたっぷり添えてみました。
そしたら、意外なことに豚肉にもピッタリ、ニンニクの香りとも違和感なし!
案外パンチの効いた味にも合うのね、ということで、にんにくと一緒に焼飯にすることにしました。

間引きするほどあるから、お茶碗一杯分のご飯に片手で一掴みほどのアオミズを使います。
にんにくをオリーブオイルで炒め、フライパンが熱々の状態になったところにご飯を入れます。
あまりかき混ぜすぎずに、ご飯の表面に焦げ色がつくように焼きます。
しらすぼしを入れてざっと混ぜたら、大きめのみじんに切ったアオミズを加え、大きく何度か混ぜて、最後に鍋肌から醤油をじゅっと。
胡椒を挽いたら出来上がりです。

ガーリック焼飯はステーキの付け合わせにも。
その際はしらすぼしなしで、アオミズのみでもOK。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。