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野草食日記 294 ハルジオンとヒメジョオン食べ比べ

4月は、野にも庭にも畑にも、そこいら中にひょこひょこ頭をもたげていたハルジオンが5月半ばを過ぎると終盤を迎えます。
そんな中、似たような姿の植物が草むらから、スクッと天に向かって蕾を伸ばし始めます。
他の草よりも頭5つ分も6つ分も背が高くて、まるでスーパーモデルのよう。
それがヒメジョオン。漢字で書くと姫女苑です。

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野草の本ではハルジオンとヒメジョオンは同列に語られることが多いです。
ハルジオンは蕾の天ぷらが美味しく、葉っぱもそのまま炒め物に使える優れた野草です。
春先にハルジオンを使って料理をすることがままあるので、ヒメジョオンが咲く頃には、食傷気味になり、これまで蕾の天ぷらにしたことがありませんでした。

でも、今年こそはと、先日蕾を採取して天ぷらに揚げてみたのです。
結果は・・・。

蕾が小さいせいか、ハルジオンのようなホッコリした食感はなく、風味もハルジオンのほうに軍配が上がりました。

葉の方は以前ナムルにしたことがあり、ハルジオンより野菜っぽい風味だと書いていますが、来年以降、蕾の方は眺めて楽しむだけになりそうです。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。