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野草食日記 321 塩だれ豚バラの芹薬念

トトリムクと呼ばれる韓国のドングリ豆腐をご存知ですか?!
頻繁には作りませんが、夫も私もこれが大好き。
韓国食材店からドングリ粉を取り寄せて、手元に置いておき、気が向いたときに手作りします。

トトリムク単体で食べると、さほど美味しいというものではありません。
ですが、これに添えるタレ(薬念)が秀逸なんです。
ニンニクのすりおろしを数種類の調味料と混ぜるだけで、材料さえあれば5分ほどでできる手軽さも魅力。

この薬念で白髪ネギを和え、トトリムクと一緒に口に運べば、もっちりした豆腐とパンチのある味わいのタレ、ネギのシャキシャキが三位一体となり、これはもう悪魔的な美味しさなんです。

薬念は多めに作りおくと色んな料理に応用も可能。
普通の大豆から作られた豆腐に乗せてもよし、お刺身につけるもよし。
ほうれん草を少量の醤油で和えてから、適量の薬念を混ぜると韓国風のお浸しに早変わり。
ラーメンやつけ麺のスープに混ぜると、辛くて深い味わいになり、箸が止まらなくなります。

昨日は常夜鍋で残った豚バラ肉があったので、塩ダレで漬け込みフライパンでソテー、その上に薬念で和えた芹をたっぷり乗せていただきました。
この組み合わせ、大正解です!
10月末には香りが薄くイマイチな印象だった芹も、外気温が下がると共に、薬念に負けない個性を発揮するまでになりました。
薬念の塩気があるので、肉の塩ダレは少し控えめにするのがポイントです。

本格的な寒さが来ると芹は少し元気がなくなります。
お正月前にもう一度味わえたらいいなぁと思っています。

薬念

トトリムクの薬念 (覚書)

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