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野草食日記256 ノブドウの焼酎漬け その2

今春の野草ウォーキングの時、ノブドウについて調べていると肝機能の改善に良いという情報があったので、毎日晩酌する身としては少し気になり、その後更なる情報を探しました。

そして見つけたのがこの本です。

ウマブドウというのはノブドウのことです。
馬の関節炎の治療にも使われることからきた呼び名のようです。

この本の109ページに、どんな症状にノブドウが効くのかが出ているのですが、肝臓病、慢性肝炎などの肝臓疾患をはじめ、体力増強、高血圧、糖尿病、頭痛、肩凝り、腰痛、不整脈、甲状腺肥大、花粉症などのアレルギー疾患、うちみ、捻挫、などなど、まだまだ書ききれないくらいの効果効能がありました。

その中に、白髪というのを見つけ、とても意外で興味を持ちました。
なぜなら、私はわりと若い時から白髪が出始めて、ここ数年その分量が増えていたからです。
数年前グレイヘアという言葉が流行りましたが、そうは言っても鏡を見るたびにテンション下がるのですよね。

健康産業で働いている友人からは、血流を良くすると白髪が減ってくるという話を聞いていました。
実際私は血流が悪く、冷え症です。
もしかしたら、ノブドウが白髪に良いというのは血流を改善する働きがあるからかもしれません。

秋田森づくりサポートセンターのホームページにこんな記述を見つけました。

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中薬大辞典に書いてあるのは、蛇葡萄(ジャホトウ)と呼ばれる茎葉と、蛇葡萄根(ジャホトウコン)という根っこの部分のようですが、やはり、血行改善の効果があることがはっきりしました。
きっと実にも血流を良くする働きがあるのではないでしょうか?!
期待は高まります。

また、銭伯文著の「腫瘤の弁証施治」(上海科学技術出版社・昭和45年)によれば、ノブドウの寒熱については「平」と記載されているようです。

寒熱というのは、生薬や食品を摂ったときに、臓腑を温めるか冷やすかの目安となる分類のことで、熱・温・平・涼・寒の5種類があり、「平」というのは温めも冷やしもしない性質です。

血行改善の働きがあっても身体を冷やすならば、自分には合わないので常用するのはどうかな?!という危惧もありましたが、平性だったら安心して続けられそうです。

ちょうど8月末はノブドウの実の季節。
「ウマブドウ健康法」に載っていた焼酎漬けを作ることにしました。

とはいえ、身近に沢山実がなっているところを知らないので、メルカリでノブドウの実を取り寄せ、

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焼酎も取り寄せました。

焼酎漬けは内服だけでなく外用もできるけれど、内服することを基準に考え、飲んで美味しいタイプのお酒を選びました。
大好きな芋焼酎です、うふふ。

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ノブドウの実は、茎もついていました。
茎にも薬効があるので付けたまま洗い、ザルで干して水気を取ってから保存瓶に焼酎と共に入れればOK。

3ヶ月くらいから飲めるそうですが、1年経ったものの方が味がまろやかな味になるみたいです。

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右がノブドウの焼酎漬け。
左は梅の日本酒漬けです。
実の大きさを比較してください。

さあて美味しくできるかな?!
美味しくないと続けるモチベーションにつながらないから、そこは私にとっては大切なポイントなんです。

ノブドウの焼酎漬け その1 はこちらです。






野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。