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北鎌倉野草部 3 なな艸の会を開催しました

個人的にお受けしていた野草の会に欠員が出たため、なな艸に直接ご縁があり野草にご興味がある方数名に欠員募集のご案内を差し上げました。
そうしたら1名募集のところに3名のお申し込みをいただいて、6月下旬と7月上旬、2日に分けてワークショップを開催することにしました。

私自身が沢山の植物を一度に覚えることができないので、なな艸の会では一回につき1〜2種類の草に絞って確実に覚えていただけるようにしたいと思いました。

今回のテーマはヤブガラシとアオミズです。

駅の近くの郵便局で待ち合わせ、北鎌倉の裏道をご案内しつつ、途中野草摘みをしながら会場まで向かいます。

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ここはまるでヤブガラシ畑のような場所。
あっという間に袋いっぱいになりました。

会場脇のなな艸の菜園ではアオミズも採取します。
アオミズの裏には太い葉脈が3本くっきり。

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会場についたら、まず野草茶で一服、簡単に今日の野草について説明をしたら、さあ、料理を作ります。
野草茶は、はぶ草、山椒、スギナ 、アケビ、どくだみのミックスをお出ししました。

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料理開始前。
6月にご参加のみなさんです。
野草を撮影中。

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メニューは、ヤブガラシとわかめの胡麻酢和え、車麩とごぼうのアオミズ入り卵とじの二品です。

私の作る料理が基本目指すところは、「家事、仕事、育児をしながら無理なく続けられる野草を使った家庭料理」です。
手間を省くところは極力省き、より美味しく少しでも健康的に仕上げられたら上々という考え方なので、卵とじのお出汁は市販の白だしを使いました。

調味料はスーパーで手に入るものばかりで、あまり高価なものは使っていません。それぞれの身体や考え方、家庭の事情などあると思いますので、ご自宅では自身で使いやすいものを、それぞれ使って料理していただけたらと思います。

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料理中の様子。

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ヤブガラシは茹でると赤茶から鈍いグリーンに変わります。

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感染防止のため、箸は持参していただき、こちらでご用意した紙皿でお出しすることにしたのですが、6月の会を行ってみて、やっぱりちょっと味気ないと感じました。
そこで7月は熱湯消毒をした陶器の器を利用することに。
そうなると盛り付けにも熱が入り、ヤブガラシのお料理にはサザンカの花の甘酢漬けで飾り付け。
6月ご参加のみなさんには 雰囲気と彩りが今ひとつで申し訳なかったです。


撮影中の様子。

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撮影は明るいところがよいとわかったので、7月は撮影用のテーブルを窓際に設置しました。

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仕上がったお料理はこんな感じです。
胡麻酢和えにはきゅうりとセロリ の塩漬けを添えて。

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撮影後は会食です。

私が野草の準備に集中できるよう、また、できるだけご参加いただきやすい費用とするため、今回はおむすび持参をお願いしたところ、意外にも気軽で良かったとのご感想をいただきました。
メニューにもよりますが、これからもこのスタイルはありなのかも。
ご参加のRさんのおむすびは自作のエコラップで包んであって素敵です。

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こんな手拭いも見せてもらいました。
野草のイラスト入りです。

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何気ないところにそれぞれ皆さんの暮らしぶりが感じられて、良い刺激をいただきました。
また、秋に!
今回はご参加くださり、どうもありがとうございました。

今回のワークショップについてブログでご紹介いただいたのでリンクを貼っておきますね。



野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。