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北鎌倉野草部 58 出張野草観察会@鎌倉祇園山ハイキングコース
北鎌倉を飛び出して、と言っても同じ鎌倉市内の祇園山ハイキングコースで野草観察会を行いました。
参加してくださったのは5月の観察会にお越しくださったリピーターの皆さんと、そのお友達です。
祇園山ハイキングコースは、アズマネザサが道を塞ぐような場所もありで、いつも観察会をしている北鎌倉の里山がどれだけ手入れをされているのかを実感。
保全会の皆さんに改めて感謝が湧く、そんな日となりました。
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雨上がりだったので足元に気を付けながら歩く
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表面がツルツルした岩場は注意しないと結構滑りやすい
同じ市内でも北鎌倉と鎌倉では土壌や景観が少し違う印象を持ちました。
両者の位置関係がわからない方もいらっしゃると思うので少し説明すると、北鎌倉は鎌倉より内陸に位置し、横浜に近いです。
言い換えれば鎌倉の方が海に近いというわけです。
北鎌倉では見かけないこんな植物に出会いました。
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北鎌倉では同じテンナンショウ属のウラシマソウはよく見かけるが、これは初めて見た
ムサシアブミは海岸近くの湿った林床に生えるらしい
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潮風、強風に強い
枝葉の粘液を乾かして線香や蚊取り線香の材料となるタブ粉の原料となる
樹皮や葉は黄八丈の樺色を出す染料に用いられる
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祇園山ハイキングコースは何故かイヌビワの木があちこちに生えていました。
あ!これもイヌビワ、あ!あれもイヌビワといっていたら、「イヌビワだけは覚えた。」という感想も聞かれました。笑
私はまだ試したことはありませんが、イヌビワの若葉は食べられるそうです。
クセがなく口当たりも良いので、天ぷら以外に味噌汁の実や和え物、炒め物にも使えるそうです。
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沢山イヌビワの枝があるな〜と見ていたら
伐採された切り株から生えたひこばえだった
葉柄を手折るといちじくと同じような白い液体が出てくる
イヌビワはクワ科イチジク属の樹木
雌雄異株で食べられるのはメスの実
オスの実は食べられない
山歩きの後は今回の会を取りまとめてくれたYさんの家で、心尽くしのお昼ご飯。
海鮮塩焼きそばとお庭の梅から作った発酵シロップ入りルイボスティー、五味子茶。鎌倉野菜の糠漬けは糠の香りがとってもいい。
ご参加の皆さんの持ち寄り品は野草ナムル、手作り味噌の盛り合わせ、同じく手づくりの甘酒、グルテンフリーのスノーボール。
私も2年ものの日本酒漬け梅酒を持っていきました。
身体の中から綺麗になりそうなお昼ご飯。
興味深い話題がいっぱいで本当に楽しく一日があっという間でした。
皆様、ありがとうございました。
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手前のナムルは左がカラムシ、
右がセイタカアワダチソウやハルジオンなどのミックス
オリーブオイルで和えてあって美味しかった
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野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。