見出し画像

北鎌倉野草部 77 ずぼらガーデナー講座で野草料理会@アトピッコハウス鎌倉

鎌倉の八幡様近くにある アトピッコハウスさんで半年に一度行われている「ずぼらガーデナー講座」。
環境に配慮しながらできるだけ手をかけず、ナチュラルガーデンを維持していくコツや方法を、造園家で樹木医の佐々木知幸さん(通称みちくさ部長、略して部長) が教えてくれます。
今回、社屋の庭に生息する野草を選択的に収穫しつつ除草。
お手入れが食に繋がるという趣旨で野草料理会を開催しました。

選択的収穫をレクチャーする部長こと佐々木知幸さん


庭にある毒草の説明も行った後、カラスノエンドウ、ハルジオン、オニタビラコ、ハコベ、セリを収穫。

食べる野草をみんなで摘む
洗って
バルコニーで食べやすい大きさにちぎる

野草は大きなボウルいっぱいになりました。
こんないっぱいの野草食べれるのかな??
と思ったのですが・・・

メニュー一品目はチヂミ
明るいHちゃん
2品目はなんとお肉
セリと薬念を混ぜて盛り合わせます


この日作ったお肉料理の元記事です👇👇

当日作った料理のほかに、家から予め用意したスベリヒユの煮物も並べました。
写真には写っていませんが諸葛菜の和え物と蕗の葉の塩漬けもお味見していただきましたよ。
ご飯は、土鍋で炊いた雁音米ごはん。
このごはんが優しい味でとてもおいしかった。
蕗の塩漬けとの相性は言うまでもなくバッチリでした。

右上の茶色っぽいのがスベリヒユの煮物
チヂミには手作り野草塩をふりかけて食べます

お料理を提供するときは、食べてもらうまで本当にドキドキなのですが、お肉もチヂミもみなさんお代わりに立ってくれるほど好評でした。
特にチヂミは、参加したお子さんたちがお代わりにやってきたので、お肉もいる?!と聞いたら、チヂミだけでいいと。
普段緑のお野菜はあまり食べないのにと、子供達のお母さんが驚いていました。
収穫したチヂミ用の野草は、3回焼いたあとほとんどなくなってしまいました。
私はこちらにびっくり。

さて、ご飯タイムの後は、本腰を入れて選択的除草作業です。

除草対象のツルドクダミは私が欲しい野草でもある
黄色くなったシャガの葉を除くだけで見える景色が変わる
バイオネスト
除草した葉っぱはここに置いて自然に返す
さまざまな虫、そしてきっと菌もこの中にいる

選択的除草と収穫。
今回の講座に講師として参加させていただいて、額に青筋を立てて庭と向き合うのではなく、暮らしと隣り合わせで無理なく自然と関わることや野草が特別でない日常、そんなことに想いを馳せる1日となりました。


この記事が参加している募集

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。