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北鎌倉野草部 40 なな艸の会11月 第1回目と養老孟司さんの記事の話

11月1日は平日開催のなな艸の会でした。
曇りでしたがひどく寒くもなく、里山を楽しくウォーキングしました。

北鎌倉方面を見晴らせる高台の広場には大きなススキの株。
下方に円覚寺を臨む絶景をバックにゆったりと佇んでいます。

見晴らし台のススキ
これにも薬効がある

木が鬱蒼と繁る薄暗いエリアでは、真っ白いきのこが明るく輝くようで、思わず目を奪われます。
食べるというカテゴリーからは外れますが、ただ単に目の前の自然をそのままに受け取り、美しさに心動かす瞬間もなな艸の会では大切にしたいことです。

名前不明の白いきのこ

こんなきのこも。

コフキサルノコシカケという名前らしい
まるでコンクリートのような手触り

去年から追っていて、ようやく食べ時がわかったこの野草は、案外日陰の場所にも生息していて驚き。

ご参加の方のからは、普段自然を感じられない環境で暮らしていて息が詰まり、身体が自然を欲しているのを感じる、また仕事で疲れた時に自然に触れたくなるという声を度々聞きます。
私も実家に行くと同じような感覚になるので、とても共感します。

なな艸の会に何度も足を運んでくれているSちゃんに教えてもらった養老孟司さんの言葉「森へ行け」。
このような記事を見つけました。
きっと多くの方がこの記事に書かれている状況なのではないかなと思いました。

食べられる野草を観察するというのはひとつのきっかけです。
森を見て、匂いを感じ、肌で知る。
ただそれだけのことで、きっと何かが変わり心身のバランスが整うのだろうなと思うのです。

ちっちゃな椎茸

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。