庭と畑の記録 18 カンゾウを移植しました
タイトルを書いて気づいたんですが、「カンゾウを移植」と書くとまるで手術したようですよね。
漢字で書くと萱草。肝臓ではありません。
びっくりした方がいたらごめんなさい。
近くにカンゾウの群生地があります。
カンゾウには、ノカンゾウとヤブカンゾウがあり、ノカンゾウは8月ごろ一重の花を咲かせます。それより早く7月に八重の花を咲かせるのがヤブカンゾウ。
どちらもオレンジ色の花を咲かせます。
ノカンゾウ
ヤブカンゾウ
ノカンゾウ、ヤブカンゾウの蕾は中華食材の金針菜です。
時々乾燥したものが袋詰めになったものを見かけますが、一度中華街にある薬膳料理の店でフレッシュ金針菜が乗った汁麺を食べたことがあり、これがほんのりと甘味があって美味しかった。
金針菜は憂鬱な気分を解消し、不眠にも効果がある漢方食材。
涼性に分類され、体にこもった熱を冷まし夏バテにも良いそうです。
最近個人的に気になっている造血作用も期待できそうですが、冷え性の私はあまり食べすぎず、適量を心がけるのが良さそうなのかなとも思います。
さて、カンゾウの群生地に話を戻しましょう。
実はその群生地に生えているものは、ノカンゾウなのかヤブカンゾウなのかわからないのです。
なぜなら夏になるとセイタカアワダチソウの背が高くなり、カンゾウの場所まで行き着けないからです。
そこで、まだアワダチソウが小さい今のうちに数株根っこごと掘り起こし、菜園に移植、観察することにしました。
日陰では株が細くなり花が咲かないというので、日当たりの特等席に植え付け。
はてさて、これらは「ノ」か「ヤブ」か一体どちらなのでしょうか。
夏までのお楽しみです。
牧野富太郎さんの著書の中に、ノカンゾウとヤブカンゾウについての記載があるようです。
近々購入したいなと思います。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。