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野草食日記 286 アケビの新芽のそぼろ丼

ご近所さんからアケビの新芽を一袋いただきました。
どうやって食べるの?!と聞いたら、
「うちは天ぷらにするけど、油で炒めてもいいみたい。」というので
冷蔵庫のひき肉で甘辛のそぼろを作って混ぜてみました。
食べてみると、アケビの新芽はほろ苦で大人の味。

山菜の本でアケビの新芽について調べました。
新潟県の長岡地方ではミツバアケビの蔓のことを「木の芽」というそうです。
関東地方で木の芽といえば、山椒の葉のことを指しますから、地方ごとの呼び方は面白いですね。

ネットの情報では、アケビの苦味を水に漬けて抜くという人もいました。
私はそのまま炒めても大丈夫でしたけれど、苦味の感じ方って人それぞれなんですよね。
野草の会で、同じ葉っぱを味見して、ひとりは美味しいと言っているのに、もうひとりは「うえっ、苦い」と顔をしかめる人もいます。

苦味に敏感な人は、一度茹でこぼしてから好みの苦さになるまで水に晒して料理した方が良いかもしれません。
でも、晒しすぎるとアケビの味わい自体も損なわれますので、苦味を抜きすぎないように注意してください。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。