マガジンのカバー画像

野草食日記

386
身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
運営しているクリエイター

2022年12月の記事一覧

野草食日記 323 良いお年を

早いもので2022年も今日を含めてあと3日でおしまいです。 昨年11月から2名の参加者でスタートしたなな艸の会は、今年、徐々にお申込みが増え、ご案内の翌日にはお席が埋まるようになってきました。 リピーターの方、はじめましての方などなど、野草を軸に多くの方とお目にかかりお話できる幸せを感じる日々です。 なな艸と今年関わって下さった皆様に心から感謝申し上げます。 「世の中の仕組みや意識が変わっていく数年間」、2023年はその幕開けの年になるとあちらこちらで耳にします。 そんな

野草食日記 322 冬のカラムシ入りロールキャベツ

今朝、畑に降りたら霜が張って土が固くなっていました。 前日まで陽を浴びて元気に育っていたジャガイモの株が、一夜で凍りつき、うなだれています。 本格的な冬の到来です。 寒くなると汁物で身体を温めたくなりますよね。 金曜日に葉がシャキッとしたオーガニックのキャベツを手に入れたので、先週末、ちょっと頑張ってロールキャベツを作ることにしました。 市から派遣された業者さんが秋に除草した山の斜面には、枯れ葉の間からカラムシが新しい葉を出しています。 これをひき肉に混ぜてみることにしま

野草食日記 321 塩だれ豚バラの芹薬念

トトリムクと呼ばれる韓国のドングリ豆腐をご存知ですか?! 頻繁には作りませんが、夫も私もこれが大好き。 韓国食材店からドングリ粉を取り寄せて、手元に置いておき、気が向いたときに手作りします。 トトリムク単体で食べると、さほど美味しいというものではありません。 ですが、これに添えるタレ(薬念)が秀逸なんです。 ニンニクのすりおろしを数種類の調味料と混ぜるだけで、材料さえあれば5分ほどでできる手軽さも魅力。 この薬念で白髪ネギを和え、トトリムクと一緒に口に運べば、もっちりした

¥100

野草食日記 320 クコ葉とヤーコン・豚肉のオイスターソース炒め

畑に移植したクコ。 夏は虫にやられ見るも無惨な姿でしたが、秋以降、青々とした葉を(12月の今も)つけています。 今年植え替えたばかりで収量は少なく、伸びてきたタイミングで時々摘んで、少量を料理に使っていました。 使用回数は少ないですが、これまで使った印象としては、苦味があるため使い方にコツがいるかも・・・ということです。 スープや味噌汁に浮かべたり、サラダに使ったときだったと思うのですが、何となく料理にフィットしない違和感がありました。 クサギを料理する時にも思うことです

野草食日記 319 イナダとタンポポ、ベビーリーフのカルパッチョ

日曜日の午前中、夫が数日分の食料の買い出しに大船に出かけます。 その日のお昼ご飯は、いつも日本酒をちびちびやりながらおかずを何品かつまみ、〆は蕎麦というのがお決まりのパターン。 昼につまむものを大船で見繕うのが彼の楽しみでもあるようです。 夫のつまみセレクションはカキフライやアジフライなどの揚げ物だったり、肉屋で量り売りしているお惣菜、焼き鳥などです。前日何を食べたかによって内容は変わりますが、ほぼ高確率で選んでくるのが刺身です。 いつも買い物から帰ると「このくらいのを買

北鎌倉野草部 42 鎌倉市民フェスティバル

12月3日の土曜日、紅葉の美しい鎌倉中央公園で鎌倉市民フェスティバルが開催されました。 私、なな艸は村田江里子さんのネイチャーウォークに参加したあと、森のぷらっとカフェで野草茶を皆さんに召し上がっていただきました。 今回は、アカメガシワ、ジュズダマ、カワラケツメイの3種類をご用意し、当日その場でブレンド。 アカメガシワ、ジュズダマは手摘みのものですが、カワラケツメイに関しては、オーガニック野菜のみつばちはっぴさんで購入したものです。 来年はカワラケツメイを家庭菜園で育てて