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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2019年7月の記事一覧

野草食日記 105 ゴーヤのカリカリ梅和え

食卓に赤い食材があると、華やかになりますね。 トマト、赤玉ねぎ、赤ピーマンが我が家のテーブルの常連です。 昨日は梅雨明け宣言も出て、うだるような暑さでした。 そんなときはゴーヤの梅和えが食べたくなります。 いつもは普通の大きな梅干しで作るのですが、土用干しをまだしていないので、紫蘇の色が鮮やかなカリカリ梅で代用。 赤とグリーンで色の対比はバッチリだっだけれど、普通の梅干しのほうがゴーヤとうまく絡んで良かったかなぁという印象でした。

野草食日記 104 スベリヒユのナムル

JR鎌倉駅から徒歩5分程の所に、地元民からはレンバイと呼ばれる鎌倉周辺で採れる野菜の市場があります。 色とりどりの採れたて野菜が並べられ、眺めるだけでも元気がでるので、特に用がなくてもつい立ち寄って品定めをしてしまいます。 今の時期、夏はやっぱり茄子でしょうか。 ぷっくりと皮が弾けんばかりの茄子が山盛り200円。 遠くの産地から運ばれてくるのとは瑞々しさが桁違いです。 野菜を育てた農家さんに美味しい食べかたを聞いたり、また時には居合わせた他のお客さんと情報交換したりするのも

野草食日記 103  塩麹豚ソテーの野草入りサラダ

豚肉を使った残りを塩麹に漬けておいたのが冷蔵庫にあったので、ソテーにしてサラダに乗せることにしました。 レタスが少なかったので庭の野草とハーブでカサ増し。 タンポポ、ノゲシ、ルッコラ、紫蘇、そして、お茶室の庭から茗荷も。 和も洋もいっしょくたですが、違和感はありませんでしたよ。 酢漬けにしておいた赤玉ねぎをトッピングして彩りをプラスです。 夏の到来・・・のようですね!

野草食日記 102 今年初 茗荷の収穫

木曜日の日、久々にピカピカの晴れになりました。 とうとう梅雨明け!と喜んだのも束の間、まだ梅雨明け宣言は出ていないのですねぇ。 暑いのが苦手な私が、今年ほど梅雨が早く開けないかな・・・と待ち遠しく思えたことはありません。 初めて山の際で迎えた雨の季節、家の湿度は尋常でなく、1階の床がしっとりと濡れたようになるくらいでした。 木製のもの、籠類は軒並みカビが生え、昨日はそれらをすべて水洗い、強烈な太陽光の下でカラカラに乾かしたのでした。 台風が通り過ぎたら、とうとう本格的な夏

野草食日記 101 カリカリ梅の砂糖まぶし

5月末につけたカリカリ梅が出来上がりました。 青梅を使ったので、色付けした方が色彩的に美味しそうに見えるかと思い、途中ご近所農家Nさんの赤シソを入れたら、とっても綺麗に染まりました。 子供の頃、旅館や民宿などに泊まりに行くと、カリカリ梅にお砂糖が添えられてお茶受けに出てきたことが何度かあります。 梅干しにお砂糖?!とはじめはギョッとしたのですが、食べてみると意外に美味しい。 旅行から帰った後もしばらくこの食べ方にはまり込んだものです。 梅雨明けしたかのようなピカピカのお天

野草食日記 100 明日葉とベーコンのスープパスタ

先週は大島産明日葉で料理三昧の1週間でした。 購入した翌日の昼に、まずはパスタから。 野草食日記 100投稿記念としてレシピを上げてみました。 いつも目分量で作っていますので分量は明記していませんが、大まかにでも参考になりましたら幸いです。 明日葉とベーコンのスープパスタ 1. ガーリックオイルを作る。 ニンニクは薄皮を剥いて薄切りにし、厚手の鍋かフライパンにニンニクが浸る程度のオリーブオイルと共に入れ、弱火で煮るようにじっくり火を通す。 ニンニクの周辺に泡が出たら火を

野草食日記 99 自家製 冷凍たけのこで青椒肉絲

5月に作っておいた冷凍たけのこ。 たけのこご飯用の味付きのものは割合使いよく、順調に減るものの、味無しで冷凍したのは春巻きの具に一度利用したのみでした。 ようやくピーマンもシーズンになってきたので (まぁ、ピーマンはいつでも売っているんですけれどね) 青椒肉絲を作ろうという気になり、一昨日の晩作りました。 青椒肉絲に取り掛かりづらい理由は他にもあって。 作り慣れていないんです。 息子がピーマンが好きではなく、そうなると自然と遠のいてしまい、多分結婚してから一度も作ったことが

野草食日記 98 セイタカアワダチソウの白和え

昨日に引き続き白和えの話題です。 1週間前に参加した山菜料理の会でお目にかかった、山菜エキスパートのTさん。 noteの記事を読み、セイタカアワダチソウの天ぷらに興味を持って下さったようでした。 天ぷらにしても強烈な苦味のあるセイタカアワダチソウ。 もう次回はいいかな・・・なんて思っていたのですが、そんなことなら、もう少しチャレンジしてみようという気になりました。 今回はまず、茎から葉っぱをむしって湯がき、2日間水に晒し苦味を抜きます。 それを食べよく切って白和え衣と合

野草食日記 97    ゲンノショウコの白和え

最近SNSでは、風邪をひいて熱を出しているとか、咳が出るという話をよく見かけます。 ちょうど今は夏の土用。 季節の変わり目である土用の時期は、体調を崩しやすいと言われています。 年間で土用というのは春、夏、秋、冬と4回あって、それぞれ立春、立夏、立秋、立冬前の18〜9日間のことを指します。 私は、どの季節の土用期間も今ひとつ体調を崩しやすいのですが、昔からとくに苦手なのが夏の土用でした。 30代から40代前半にかけては、ぐったりと寝込んでしまう程だったのです。 健康オタ

野草食日記 96 ベニバナボロギク? ダンドボロギク?

ルッコラが育つ庭の一角に、どこかで見たような葉っぱが急成長し始めています。 引越して来た時、そこにはあまり立派ではないヨモギやドクダミが生えていて、土の色も浅くて硬く、一見して肥沃でないことがわかる、そんな場所でした。 裏庭に埋めた生ゴミで作った堆肥を僅かばかり入れて、ルッコラの種を蒔いてみたのですが、いつまで経っても小さいまま。 地力が足りないのねぇと半ば仕方ないわ、という気持ちで眺めていたところに生えてきたこの葉。 ルッコラなんかものともせず、ぐんぐんと育っているのです

野草食日記 95 ヒナタイノコヅチのラーメン

この時期、暑さと湿気で人はなんとなくグッタリですが、それとは逆に勢いよく伸び盛っている葉があります。 そんな植物のひとつ、ヒナタイノコヅチ。 近くで生えているのを見つけました。 縁がウェーブしていて、凹凸のある葉の陰影が素敵なので、去年ブーケに使う葉物として利用したことがありました。 ヒナタと付くのは、ヒカゲイノコヅチというのもあるからです。 鎌倉中央公園に置いてある本には、「雑草としてなじみ深いが思いがけずおいしい野草」と書かれているので、早速試してみることにしました

野草食日記 94 アシタバについて 書籍からの情報

先日の山菜料理の会で籠いっぱいの大島産アシタバが販売されていました。 庭に数株植えているものの、移植して間もないからなのか、植えた場所が悪いのか、半月〜1か月に一度くらいしか新しい葉が出てきません。 若い葉を摘んでも、翌日に新しい葉が伸びてくるからアシタバと呼ばれるとどの本にも書かれているのに、これでは「ライゲツバ」です。 こんなに具合ですから、会の終わりに数袋購入し、今週は色々に料理して楽しんでいます。 小学生の頃、三浦半島に住んでいました。 近くの山にはアシタバが自

野草食日記 93  ツワブキのきんぴら

お茶室の庭で、ツワブキの葉が変色してあまり綺麗でなかったので、除草し、家に持ち帰りました。 葉が綺麗でなくても、茎の部分はキャラブキにして食べられます。 ひとまず茹でて皮をむき、水を張ったタッパーに入れて調理するまで冷蔵庫へ。 ツワブキには肝臓に害のあるピロリジジンアルカロイドという、水溶性の物質が含まれているそうです。 2〜3日そのままにしておくことができるので、アク抜きしながら保存。 冷蔵庫に下処理済みの食材があるのってちょっと安心です。 実際この時はタイミングを外し

野草食日記 92  山菜料理の会

野草食を始めて、ひたすら自分ひとりで料理し、家族に食べてもらい意見を聞くということを続けてきました。 また最近は近所の方にご披露する機会もあり、興味を持って下さる方も増えてきて、とても嬉しくありがたいことだと思っています。 これまでは自分から発信するばかりでしたが、だんだんと他で野草を料理するかたは一体どんなふうにして食べているんだろうと素朴に思うようになってきました。 そんなときに飛び込んできたのが、山菜料理の会の情報です。 2週間後になんと鎌倉で開催されるというので、