インド旅行記2日目前半
5時起床
今日明日は旅行会社にツアーを頼んでいるので6時フロント集合に向けて用意を進める。
ヘアアイロンが使えない(1日目参照)ため身支度出落ち状態。
一応化粧はするが髪が終わってるので身なりに気を使うことを諦める。覚悟は決まったぜ。
朝早すぎてレストランが開いていないためホテルにお弁当を頼んだので受け取る
えっ.......
デカくねえか?
いやデカい以外にもツッコミどころはあるけど
内容物
水
ジュース
リンゴ1個
バナナ2本
ゆで卵2個
サンドイッチ2個
マフィン2個
どういうセレクト?
開けた時、
「もしかして象さんのごはんと間違えちゃったのかしら~~~!?」
と思ったがサンドイッチを見つけてちゃんと人間のために用意されたものだと理解する。マジかよ。
おせちくらいの重量がある弁当を抱えながらガイドさんの到着を待つ。
インド人は時間を守らないと聞いていたので時間通り来ないやろと思ったら6時前にガイドさん来ててびっくり。
5時頃スコールがあったようでビッシャビシャで登場。
「イマスコールアッタカラ ビチャビチャネ
シャツダケキガエテクルカラマッテテ」
雨季だから突発的に雨降るんだね、と他人事の2人。
何故この時 "じゃあ着替えを持ち歩いた方がいいね" という発想に至らなかったのか。後々後悔することになる。
私たちが乗り込む頃には止んでいたので無事乗車。
生まれて初めて車内でリンゴ丸かじりしました。
インド着いて2食目がこんな''素材''になるとは思わなかった。
サリー屋さんへ
タージマハルに向かう前にサリーのレンタルしに行く事に。
元々サリー購入する予定だったので見せてもらった。
本当は6mくらいの長い布をみんな巻いて着てるらしいんだけど、時間ない学生や着れない外国人のために洋服型にして売ってるらしい。
装飾や布の質によって金額が変わってくるよう。
せっかくなので刺繍の入ったひよこ色のサリーを購入することにしました(撮り忘れた)
採寸をして作るのでタージマハルへはレンタルサリーで行くことに。
元々RRRがきっかけでインドに来たので赤と青をレンタルしました。
着付けをするため薄暗い小屋に連れていかれる。
壁には赤ちゃんの写真が所狭しと張られており、蚊を退治するグッズや鏡など生活用品がかかっている。
空き家のような空気で、サリーの煌びやかさが浮いている。
女性スタッフが慣れた手つきで着付けをする。
元々インドサイズなのかガバガバなので安全ピンで調整しつつ着ていく。
RRRカラーのサリーを見に纏いテンションが上がらないはずがない。
おでこにシール、腕にプレゼントでもらったバングルを付けていざ出発。
浮かれ観光客の出来上がりである。
タージマハル
駐車場に車を止め、トゥクトゥクでタージマハルへ向かう。
周りには観光客とツアーバスでいっぱい。
世界遺産に来ました感でわくわくする。とうとうタージマハルが見れるのか。
1年前には自分がタージマハル見に行くなんて思ってなかった。
洪水が心配されていたけど腫れてるし最高!胸が高鳴る。
この後まともにタージマハルが見れないとは微塵も想像していなかった。
なんとか到着
うおおおおおお~!タージマハルだカッケええええ!
あまりのデカさに現実感がない。
メタバースの世界に迷い込んだような感覚で、ふわふわしながら中へ進む。
なにやらおかしい。
街中でジロジロ見られていたあの視線の10倍以上がこちらに突き刺さる。
珍しいアジア人というのもあるがサリーの色が意味わからないほど目立ってしまっているようだ。
入口近くのベンチに座りガイドさんの説明を聞くも、背後にインド人がどんどん寄ってくる。
あれ?私有名人だったっけ?
視界の人口密度が増してきてガイドさんの話が全く頭に入ってこない。
確かにアジア人全くいないけどそんな集るほどの存在なのか…?
「タージマハルトシャシントリマショ」
タージマハル全体を写すためカメラを持ち離れるガイドさん。
待ってくれ…!いま2人にされたらまずい気がするオイテカナイデ…!
視界に映る眼球すべてがこちらに向いているのでカメラに集中できない。
はやく終わってくれ…!
撮れた写真がこちら
おい見せモンじゃねーぞ!!!!
散れ!!!!!!!
撮り終わると
Take a picture?ok?
の嵐。
写真撮ってあげるからカメラ貸して!というタイプの詐欺があることは聞いていたので警戒するもののそうではないらしい。
善意と知ると断れないのが日本人の性。
皆各々のカメラで自撮りをしていく。
マジで芸能人だったっけ???
有名コスプレイヤーのコミケサークルのようになったエリアからガイドさんが私達を連れ出す。
「ソレジャ、タージマハルイキマショウ」
中央の道を通り本殿へ向かう。
歩いている間も3秒おきに声をかけられる状態。
no…sorry…
を連呼しながら速足のガイドさんについていく。
「ジャア ココカラ フタリデ ナカミテキテネ
サッキノ イリグチデ マッテルカラ
40フンゴネ」
どうやらここからガイドさんはついてきてくれないらしい。
ガイドさんがいる日はまあ安全だし楽やろ、とタカをくくってた私達。第不安
不安的中
中を回っている間にも信じられないくらい声をかけられる。
タージマハルは天井が高いので声がいちいち響いて怖い。
そもそも本殿内は写真禁止なのだがインド人はおかまいないようす。
棺桶や壁の装飾をゆっくり見たかったがそんな余裕はない。
1秒でも立ち止まれば撮影会が始まってしまう。
空いている時のディズニーアトラクションの街列くらいの速度で歩くとあっという間に出口についてしまった。
こんなところ40分もいたらSAN値がすり減って死んでしまう!!!!
出たところは開けていてかなり景色がいい。
ゆっくり景色を見たいがインド人がそれを許さない。
逆に面白くなってきてこちらもたくさん写真を撮らせてもらった。
囲みサークルが制御しきれないほどデカくなってきたので集合場所に向かうことに。
ここで友達が胡散臭めなおじさんとその家族に捕まる。
私「もう行くよ!」
友達「ま、まあ1枚だけなら…」
元々心配性で警戒心の強すぎる私といい意味で日本人気質な友達で意見が割れてしまう。
状況が面白いのでコイツはほっといて離れた位置から動画でも撮るか、と数メートル離れる。
友達が家族連れと写真を撮っていると高校生くらいの女の子に話しかけられる。英語が話せないようで理解が出来ないが何かを伝えようとしている様子。
ジェスチャーから読み取るに
あのおじさん悪い人、あの人と写真撮るとダメ(首を親指で切る動作)
理解し青ざめる私
友達の方に視線を戻すと
iPhoneインド人に渡してんじゃねーーーーーーーか!!!!!!!!
防犯のためネックストラップを付けてたけど渡したら意味ねーだろ!!!!!!
ダッシュでインド人からiPhoneを奪い、走って!!!と指示する私。
うしろから何かを叫ぶおじさん
状況が理解できず困惑する友達
幸い追っては来なかったが2日目にして怖い体験をした。
ガイドさんといる日は安全だと思っていたがそんなことはない。
そんなこんなでなんとかガイドさんと合流
「モウミオワリマシタ?」
「はい…(疲労)」
正確に言えば見れてないけどあの場所に戻りたくないので戻ることに
アグラ城
タージマハルと比べるとだいぶ人が少ない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?