水溜りだらけの道

抱樸の奥田知志氏と食と農をテーマにした歴史研究家の藤原辰史氏との対談があまりにもすごくて、それについて書こうかと思っていたのだが、どこがどうすごいかを書くには時間がかかるなぁ、これからガーデンに出かけるんだよなぁと思いながらギャラリーを眺めてて見つけた雨上がりの写真。

今、藤原辰史著「分解の哲学」も読み読み中で、途中で宮部みゆきの「おそろし」を読み直したりしていて、やっと前書きを読み終えたばかり。何かが書けるのはもうちょっと後になりそうだ。

というわけでハワイの雨上がりの道路について。

ハワイの道路はとてもヤワである。毎年、11月から2月ぐらいまでが冬で、雨季。その雨季には結構な土砂降りになる。あまりの勢いで電線が切れたり、入ってはいけないところに水が入り込んで停電するほどのこともある。東京で停電というのは稀で、停電があったりすると大災害な雰囲気でかなりな不安を感じたが、ここではちょくちょく、起こっている。

舗装された道路でさえもざっくり掘れてしまう。深さ(多分)10センチ以上の深さで(多分)30センチほどの大きさの穴があく。もっと小さいのはいっぱいあく。フリーウェイでさえも。そんなところを小さな車でうっかり時速50マイルとかで走ってしまったら、パンク必然。バイクなら吹っ飛んでしまうんじゃないだろうか。

大雨ごとに道路が陥没して、うっかり深みに進入した車が動けなくなってニュースになったりもする。結構な幹線道路にもかかわらず。不思議なのだけど、日本だってかなりな雨が降るし、土砂降りだってある。だけど、あんなボッカリ道路に穴が開いているのを見たことがない。技術の問題なのか、素材の問題なのか。

そういえば、道路の排水という面でも何か対策が講じられているようには見えない。こんなに周り中、水だらけの土地であることを考えたら、水の流れをどうするか考えてる人がいると思うのだが、もしかするとそんなことに人員を割けないくらい人手不足、ブレイン不足なのかもしれない。あ、資金不足かなぁ。

こんな小さな島なのに、みんなが全然、エコじゃないやたら大きなSUVとかに乗っている理由の一つは、この穴ぼこ道路のせいじゃないかと疑っている。


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