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9月28日(木)夜7時からです

環境をテーマに 「緑薬と哲学の夜」〜企業・行政はどう責任を担い、個人はどう関われるのか と題して対談をお願いしました。

この企画、またまた不思議ないきさつで実現しました。

5月に國分先生にグリーフをテーマに講演会をお願いしました。國分先生が小平市でグリーフサポートに携わる友人、森さんの友人であることが判明するというラッキーなつながりで、快くお引き受けいただき、大盛況でした。

その時、講演会の直前に小平市の都道についてのお話会があったらしいのです。それもあってか「水口先生はそういう話をもっとなさりたいんじゃないかな」と國分先生がつぶやいた。なんとか「グリ哲」をシリーズ化したいという魂胆の私。「おお! ぜひ、それでお話が伺いたい!」と。

水口先生のことは直接は存じ上げなかったのですが、妻である水口かずえさんとは友人で、この間の日本訪問時、初めて選挙の応援演説をさせてもらいました。無事当選して、小平市議会議員無所属2期目。

夫である水口剛先生は会計学がご専門。今回は企業投資という形での企業責任についてお話くださる予定。國分先生の元ボスにあたるともいえる方で、高崎経済大学の学長さんです。

ところで、環境問題に対して、企業はどうしているのだろう? というのは昔から大きな疑問でした。というのも、小学生のころ「環境のため、電気をこまめに消す」みたいなことを夏休みに励行していたら、企業に勤める父から「問題は会社なんだよ。パパの勤めてるところは1日に、この街の人々が使う1年分ぐらい使っちゃうんだから」。量的内容は記憶が定かじゃないのだけれど、なんというか、「ううう、やっても無駄じゃん。。。」的な思いが、そのころからどこかにある。

モヤモヤが、ず〜っと。ペットボトルをマイボトルに変え、ストローを金属ストローに変えながらも、「たとえば、瓶ボトルからペットボトルの形で軽量化し、流通への負担が減ることで輸送コストや運ぶ人への負荷が減るってことでもある。これって、環境への負荷的に見たらどういうことになるのだろう?」など、気にするべき面が多様になればなるほど、ますます「わけわからん」状況。

斎藤幸平氏は「SDGsは大衆のアヘンだ」とおっしゃる。企業・行政に何が期待できるのだろう? 企業・行政は大きな集団ではあるけれど、それを形作っているのは個人でもある。だとしたら、個人はそこにどのように関わっていけるのだろう? あるいは企業の外側にいる個人は何ができるのだろう?
まあ、こんな感じのモヤモヤ。

話しは戻って、実は國分先生、本当はお忙しくてこの企画は当初、「考えておきます」的なご返答だったんです。ところが、「思えば叶う」が来てた私。

ある日、ふと、思い立って吉祥寺のアップリンクにひとり映画を見に行きました。券売機で真ん中辺の空席を買って、座ってた。そろそろ始まりますって感じで館内が暗くなった時、暗闇の中を席を探しながら近づく人影。なんか、見たことがある感じだなぁと思って、見ていると隣の隣の席へ。それがナント、國分先生!

全く、何が起こるかわからない世界です。映画が終わった後、「なんという偶然! これは引き受けるしかないですね」的な感じでおっしゃっていただいて、神がかり的に実現しました。

偶然が偶然をよんだこの企画。「環境に対して何ができるの?」に対してのちょっと新しい視点でのヒントがこの対談で見つけられるのではないか、と期待しているのです。以下はpeatixの私からのメッセージ部分。

🌱環境活動家であり仏教哲学者でもあるジョアンナ・メイシーは「今日の世界において意識的であるということは、すなわち、計り知れない苦痛と未曾有の危機に目を向けているということにほかならない」と言います。
グリーフと環境、哲学は深く関わり合っていると思うのです。地域のつながりがつながって、意外な対談企画が生まれました。「カフェスロー」という場の力もお借りして、すてきな夜になりますように。

「緑薬」が何か、についても森さんがメッセージを送ってくれています。ぜひ、peatixのサイトをチェックしてくださいませ。今回もニシイさんが絶賛バックアップしてくださってます。


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