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テレワークのハードルを越えるには先入観を外すのが大事

今日は、日経comemo 主催のオンラインセミナーに参加しました。

テレワークのハードルは、自宅の環境面、労働法制やセキュリティ、古い慣習など、様々なものがあります。テレワークは非常に身近なテーマなので私もノートに記事を書いたりしていますが、こういったイベントで普段と違う視点からいろいろな人のコメントを聞けるのは非常に楽しかったです。

簡単ですが、イベントの中で印象に残ったエピソードをピックアップしてみたいと思います。

新人教育の工夫

新人教育と言うと、OJTが一般的ですが、これまでのOJTのスタイルはリモートワークでは非常に難しくなっています。代わりに、ズームなどの会議ツールの機能を使って、ミーティングを録画し、それを新人と一緒に見て教育すると言うエピソードがありました。リアルをオンラインで代替すると言う発想ではなく、オンラインだからこそできる機能で新しいやり方を見つける。この発想には、ハッとさせられました。

イノベーションを生む会議

「オンラインミーティングでイノベーションが生まれるのか」。テレワークでよく出てくる課題です。石塚さんのコメントで印象に残ったのが、「通勤がなくなって浮いた時間で、仕事以外の人と会ったり情報収集をしてそこでアイディアを見つける。それを仕事に還元する」。この問いに対する意見の中で、個人的に1番納得した考え方です。

新人教育のOJTの話と同様、単にリアルでやっていたことをオンラインに置き換えるのではなく、発想を広げたり、ひねったりして、やり方を変えてみる。先入観を外して考えるというのは、テレワークのハードルを乗り越えるヒントになるかなと思いました。

働き方改革を、企業の都合に利用しない

コロナ禍でのサバイバルや、ニューノーマルに適応するために、週休3日にしたり、ジョブ型雇用を取り入れたりする企業も出ているそうです。単に業績が厳しくて人件費を減らしたいだけなのに、それを働き方改革の名のもとに実行していくのは、やはり違和感を感じます。
横石さんが「SDGs」を紐付けていましたが、確かにSDGsの理念にそぐわない動きだと思います。最近のバズワードなので標榜する企業も増えてきていますが、そのような社会貢献をしようとしている企業が自分の社員を切り捨てるようなことがあると、せっかくSDGsを標榜しても、本気で取り組んでいるとは見えなくなります。やはり、働き方改革は、働く人の側に選択肢があるというのが非常に重要だと感じました。

以上、セミナーで印象に残ったエピソードを紹介しました。今回は、1時間のセミナーだったので気軽に参加できてよかったです。このテーマでシリーズでセミナーが開催されるようなので次回以降も楽しみです。

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