自分にお金をかけてみた
自分にお金をかけることは贅沢で、してはならないこと、という謎の思い込みがあった。美容や洋服にお金をかけている人はお金持ちで、そうすることが許される特別な人たちなんだと。
去年の初めくらいから、遅ればせながらYouTubeにハマっている。UNIQLO爆買い企画、Dior縛りメイク、冬の購入品紹介...。気づけばそれまで自分が「やってはならない」と否定してきたことを夢中で観ていた。もちろん、YouTubeの企画としてお金を使っているというのは分かっているけれど。
彼ら彼女らをみていると、自分にお金をかけることで自分をアップデートし、自信につなげ、キラキラと輝いている。
「大好きなものを買うために仕事を頑張る!」
お子さんのいる、大好きなYouTuberの一人がそう言ったとき、ちょっと救われたような気がした。「母親は、生活にお金をつかって、子どもにお金をかけて、自分のものは我慢。あとは貯金しなければならない」母をみていて刷り込まれていたからだ。いや、現状私に子どもはいないから、救われたなんておこがましいのだけれど、「お母さんでも自分にお金を使っていいんだ」って思えたのが嬉しかった。
ちょっと話がそれたけど、こんな感じで最近は自分にお金をかけることを肯定的にとらえ始めている。それで自分が気分よく過ごせるなら、得られるものは大きい。
そして先日のお休みを一日美容&買い物Dayにしてみた。
まずは美容。
「美容鍼」なるものをご存じだろうか。私はYouTubeで知った。鍼灸治療の、あの「鍼」を顔に刺すのだ。浮腫みやニキビや毛穴の開きなどが改善されていくという。痛みにもの凄く敏感なので怖かったのだが、YouTubeでは痛みなんてないよ、と言っていたので行ってみた。
痛かった。耐えられないほどじゃないが、私は痛かった。けど、びっくりするくらい顎周りがすっきりする。たった30分くらいで。こいつはハマりそうだ。1万円。
続いてお買い物。
見て見ぬふりしてきた問題に取り組むことにした。ブラジャー問題。肩こり、なで肩、汗っかきを理由にしてUNIQLOの超絶楽なブラを愛用して数年。AだのBだのCだのではなく、SかMかLで選べ、ゴムだからアンダーなんぞも測らなくてよい。平たい顔族ならぬ平たい胸族だから良いかと思って過ごしてきたが、そりゃ、盛れるなら盛りたいですよ、私だって。ということで、度々noteでも取り上げられているブラデリスが気になって行ってみた。
盛れる。店員のお姉さんの神の手から脂肪でも注入されたんかと思ったくらいだ。2枚と専用の洗剤までお買い上げで約2万円。
こうして諭吉が3枚吹っ飛んだ。
やはりお金をつかうと、「この額貯金していたら・・」と一瞬考えてしまう。だけど、貯金の代わりに、私は自分を労わる最高の時間を経験し、見る度に気分が上がるお気に入りのものを手に入れたのだ。貯金も大切だけど、それだけでは自分はアップデートされないからね。
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