自分にとって何ひとつプラスにならない

以前も書いたが嫉妬に悩むときがある。仕事がうまくいってる人、チヤホヤされる人、色目を使う人。嫉妬したくてしているのではなくて、腹の底から沸き上がってくる黒い感情。それに対して自分の頭で悩んでいるのだから、なんだか矛盾だ。自らの感情に自ら嫌な思いをしている。

解決策が欲しくて「嫉妬」で検索していろいろ読んだ。メンタル系の病気かも、みたいな記事も見つけた。「病気か。それは仕方ない」とは思えなかった。

そしてまた、嫉妬に囚われた。目の前で、同僚の女の子が男の先輩と電話をしている。話し方が媚を売っていてものすごく気に障る。ときどきタメ口をわざと織り混ぜる。何度も相手の名前を呼ぶ。メールで済むことをわざわざ電話する。

ああ!何なのこの子!イライラする!

と思っていたら、ある考えが降ってきた。突然。

このイライラや悩みで、私は何か成長しますか?自分にとって良いことがありますか?自分ではどうしようもないのではないですか?

スピリチュアル的な能力もなければ、神の声が聞こえたこともないのだけど、本当に突然、そんな考えが浮かんだ。

嫉妬に囚われている自分を客観視したとき、とても自分が嫌いになる。そもそもその子は媚を売ってるつもりじゃないかもしれないし。そして精神力が削がれ、辛い。それを乗り越えて幸せになることもなければ、嫉妬すれば可愛くなれる訳でもない。相手の行動も変えられない。

何も私の為になってない!何ひとつ良いことない!

悩んでも苦しんでも、私に何も良いことないなら、意味ないじゃん。

自分にプラスになる悩みじゃないなら、やめだ!

何かに囚われたり、嫌な気持ちになったり、悩んだり。そんな時に「これって自分にとってプラスになる悩み?」と考えるのは、ちょっと気分を上向きに変えられる手かもしれない。

多分きっと、明日も嫉妬する。でも少し乗り越えるのが楽になりそう。

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