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【Day1レポ】UXD概論・実践的デプスインタビュー技法

こんにちは、Webデザイナーのナナミチです。
関連記事・書籍からパラパラみて知ったことを一度しっかり学んでみたい、という好奇心と仕事を通して出てきた最大の違和感「こんなユーザー存在するのか?」からの脱却を目標に、HCD-Net東海主催の井登友一さんによる「UXデザイン連続セミナー2019年(全5回)」に参加してきました。

セミナーの概要

講義・演習を通じて、インタビュー調査やペルソナの作成からサービスを創りあげるまでの一連の流れを体験できるセミナー。
デザイナーだけではなく、エンジニア、マーケターなど、様々な分野の方が受講されていました。

2019年のテーマはこちら
「キャリアを通した継続的な成長のためのソリューション」

UXD概論

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▼ これからの製品・サービスに必要なこと
良質な顧客体験を設計すること=エクスペリエンスデザイン(経験価値のデザイン)
良質な顧客体験とは、状況・立場・文脈(ストーリー)によって変化する。

 エクスペリエンスデザインとは
USER(顧客)が本当はそうしたかったけれども、そうしたいと言えなかったこと、無意識のうちに諦めていたことEXPERIENCE(経験)を目の前に差し出してあげること。
良質なエクスペリエンスデザインは、従来の体験・経験を変える。

▼ 誤解してはいけないこと
顧客体験=ユーザーエクスペリエンス(UX)とは、心地よく、簡単で便利にユーザーのしたかったことができるよう、デザインしてあげることだけではない。

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デプスインタビュー

グループに分かれて、2人にインタビュー。
1人に付き15分→振り返り→再度同じ人を15分インタビュー。

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よいデプスインタビューのための10のTips
❶何を知るための調査か?をとにかく明確に
❷ラポールとムードが全てを決める
❸共感と理解を忘れない
❹誘導しない
❺生活者はニーズを語るプロではない
❻被験者に弟子入りしよう
❼生活者は平気で嘘をつく
❽なぜを繰り返そう
❾被験者の過去〜現在〜未来をタイムトリップしよう
➓百聞は一見に如かず

感想

新しい沼との出会いとインタビュー設計の難しさを思い知る。
・新しい価値→新しい当たり前→新しい習慣を創る
・新しい問い・ゲームチェンジ
途方も無いことのように感じたけれど、それらを考え実践している人がすでに多く存在しているのでワクワクが止まらない。

インタビューでは、目に見えないもの、言葉にできないものを探るはずが、つい自分達の考えや答えから逆算して考えて勝手に結論を出してしまう。
今までどれだけ存在するか怪しいユーザーのことに時間を使っていたのかとゾッとするような体験でした。まだ、知っただけ。
これは沼。いい沼。

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