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動画で地方創生!デザイン思考を使った動画コンテンツの作り方と農業を絡めた新サービスの提案


はじめに‐デザイン思考を用いて地域の魅力を発信する方法


こんにちは。私は千葉県で農業を軸にしたサービスを計画しているナムラと言います。

都心やインバウンドに向けてSNSなどで地域や農場を発信したり、地域の人や資源にフォーカスしたイベントの企画運営などを今後展開していく予定です。

今回、私が地方創生のために活用している「デザイン思考」という考え方について、皆さんに紹介したいと思います。

デザイン思考とは、ユーザーのニーズや課題を見つけて解決するためのプロセスやツールのことです。デザイン思考を使うと、以下のようなメリットがあります。

  • ユーザーの視点に立って、本当に必要なものや問題を見つけることができる

  • アイデアを多く出して、試行錯誤しながら最適な解決策を見つけることができる

  • チームワークやコミュニケーションが向上し、創造性やイノベーションが生まれる


デザイン思考は、主に以下の5つの段階からなります。

  1. エンパシー(共感):ユーザーのニーズや課題を理解する

  2. 定義(問題定義):ユーザーのニーズや課題を明確にする

  3. アイディエーション(発想):ユーザーのニーズや課題を解決するためのアイデアを多く出す

  4. プロトタイピング(試作):アイデアを具体的な形にする

  5. テスト(検証):プロトタイプをユーザーに評価してもらい、改善する


このブログ記事を見ている方は私のYouTubeチャンネルを見ていただいてる方が多いと思いますが、これまで私は建築学生であったことも通して大学での出来事や身の回りで起こっている建築関係の流れなど、学生目線の情報を主に発信してきました。

このような経験からこのブログでは、私がデザイン思考を用いて地域の魅力を発信する方法として、動画コンテンツの作り方と新たなサービスの提案の事例を紹介します。

地域の魅力を発信することで、何が良いのでしょうか?

まず、地域の魅力を発信することで、観光客や移住者の増加につながります。

地域に興味や関心を持ってもらえれば、訪れてみたいと思ってもらえる可能性が高まります。

また、訪れた人が地域に満足したり感動したりすれば、口コミやSNSで広めてくれるかもしれません。

そうすれば、さらに多くの人に地域の魅力が伝わります。

次に、地域の魅力を発信することで、地域活性化につながります。観光客や移住者が増えれば、地域経済も活性化します。

地元のお店や施設が利用されたり、新たなビジネスやサービスが生まれたりするかもしれません。

また、地域の魅力を発信することで、地元の人々も自分たちの地域に誇りや愛着を持つようになります。

地域の人々が一体感や協力意識を持てば、地域の問題や課題にも積極的に取り組むことができるでしょう。

では、地域の魅力を発信するためには、どんなツールが有効なのでしょうか?

私は、SNSやブログなどのオンラインメディアが手軽で効果的な情報発信ツールだと思っています。SNSやブログなら、以下のようなメリットがあります。

  • 誰でも簡単に始めることができる

  • 低コストで多くの人に届けることができる

  • 写真や動画など様々な形式で情報を伝えることができる

  • フォロワーや読者と直接やりとりすることができる

  • 効果測定や改善がしやすい

この記事では、SNSやブログで地域の魅力を発信するために、デザイン思考を用いて動画コンテンツの作り方と新たなサービスの提案の事例を紹介します。

動画コンテンツは、視覚的に魅力的でインパクトがあります。

また、動画はストーリーや感情を伝えるのに適しています。新たなサービスの提案は、地域の課題やニーズに応えるだけでなく、地域の魅力をさらに高めることができます。

私は、自身が経由する農場で先進的に行っている農業に関する魅力や特色を伝える動画コンテンツと、農業に関する新たなサービスの提案を行って行こうと考えています。具体的には、以下のようなものです。

  • 先進的な栽培方法に関する背景やストーリーを説明する動画

    • 例えば、私が取り組もうとしている栽培方法にステビア農法というものがあります。その歴史やメリットを紹介する動画です。

    • 動画では、まだ市場に広まっていないような新たな栽培方法に関するノウハウや具体的な使用方法などを紹介していきます。

    • 動画の最後には、「この新たな栽培方法を試してみませんか?」というメッセージと、農家の持つノウハウや家庭菜園に落とし込んだサービスの情報を発信します。


  • 農業に関する新たなサービスの提案

    • 例えば、「シェア農園」というサービスです。

    • シェア農園とは、区画化された農地のオーナーをシェアすることによって、自分が食べたい野菜や育ててみたい野菜新しい育て方に触れられるようなサービスです。

    • サービスでは、オーナー同士のコミュニケーションや農業に関する情報提供も行っています。

    • サービスの目的は、農業に興味はあるが知識や経験がない人に農業体験の機会を提供し、農業に関する知識や技術を向上させることです。


これらの動画コンテンツとサービス提案は、デザイン思考を用いて作成していきます。是非皆さんのヒントになれば幸いです。



デザイン思考で地域の魅力を発信する方法


それではまずデザイン思考で地域の魅力を発信する方法として必要なことの1つ目に、「地域の課題やニーズを見つける」ということが挙げられます。

これはデザイン思考の第1段階である「共感」が重要になってくる部分です。共感とは、相手の視点でその経験や現象に歩み寄ることです。共感をすることで、ユーザーの本当のニーズに近づくきっかけとなります。

僕が今後展開していこうと思っている農業に関するサービスではどのような部分に「共感」を見出しているでしょうか。以下に示します。

  • 地域の人や訪れた人にインタビューやアンケートを行うことで、地域の課題やニーズを見つける方法を紹介する

    • インタビューやアンケートは、ユーザーの声を直接聞くことができる有効なツールです。インタビューやアンケートを行う際には、以下の点に注意しましょう

      • 質問の準備:質問は、ユーザーの行動や感情、価値観などを掘り下げるように作りましょう。例えば、「農業に興味はありますか?」よりも、「農業に興味がある理由は何ですか?」や「農業に関するどんなことが知りたいですか?」という質問の方が、ユーザーのニーズを深く理解できます。

      • インタビューの実施:インタビューは、ユーザーがリラックスして話せる環境で行いましょう。インタビュー中は、ユーザーの話をじっくり聞き、相槌や質問で関心を示しましょう。また、ユーザーの表情や仕草なども観察しましょう。

      • インタビューの分析:インタビュー後は、録音やメモなどからユーザーの声を整理しましょう。整理したユーザーの声から、共通点やパターン、気づきや問題点などを見つけ出しましょう。

  • 見つけた課題やニーズをポイント化してまとめる

    • 見つけた課題やニーズは、ポイント化してまとめることで、視覚的に整理することができます。ポイント化する際には、以下の点に注意しましょう。

      • 具体的に書く:課題やニーズは、具体的に書きましょう。例えば、「農業に関する情報が少ない」という課題は、「農業に関する情報が少ないため、農業に興味はあるが始められない人が多い」という具体的な課題に書き換えましょう。

      • 優先順位をつける:課題やニーズは、優先順位をつけて並べましょう。優先順位をつける基準は、ユーザーの痛みや喜びの度合いや、解決の難易度や重要度などです。優先順位をつけることで、どの課題やニーズにフォーカスすべきかが明確になります。

  • 例えば、農業に関する課題やニーズは以下のようなものがある

    • 以下は、僕がインタビューやアンケートを通して見つけた、農業に関する課題やニーズの一例です。優先順位は高い方から低い方へと並べています。

      • 農業に興味はあるが、知識や経験がない人が多い

        • 農業に関する基礎知識や技術、資材や設備などが不足しているため、農業を始めることに不安や抵抗を感じる人が多いという課題です。この課題を解決するためには、農業に関する情報提供や教育、支援などが必要です。

      • 農業に関する情報や体験が少なく、アクセスしにくい

        • 農業に関する情報や体験がインターネットやメディアなどで十分に発信されておらず、興味を持っても実際に触れる機会が少ないというニーズです。このニーズを満たすためには、農業に関するコンテンツの作成や配信、農業体験の提供などが必要です。

      • 農業による収入や生活が不安定である

        • 農業は天候や市場の変動などに左右されやすく、安定した収入や生活を得ることが難しいという課題です。この課題を解決するためには、農業の収益性や効率性を高める方法や、農業以外の収入源を見つける方法などが必要です。

      • 農業に新しい技術やアイデアが必要である

        • 農業は伝統的な方法で行われていることが多く、時代の変化に対応できていないというニーズです。このニーズを満たすためには、農業に新しい技術やアイデアを導入する方法や、農業と他分野との連携・協働の方法などが必要です。



地域の魅力や特色を見つける


デザイン思考で地域の魅力や特色を発信する方法として必要なことの2つ目に、「地域の魅力や特色を見つける」ということが挙げられます。

これはデザイン思考の第2段階である「定義」が重要になってくる部分です。

定義とは、共感で得た情報をもとに、問題やニーズを明確にすることです。

定義をすることで、解決すべき課題や目標を明確にすることができます。

その地域の文化や歴史、自然や食事など、他の地域とは違う地域の魅力や特色をどのようにすれば見つけることができるのか。

この問いに答えるためには、以下の3つのポイントが重要です。

  • ①自分自身の視点を変える

    • 地域の魅力や特色を見つけるためには、自分自身の視点を変えることが必要です。自分が普段当たり前だと思っていることや気づかないことが、実は他人にとっては魅力的だったり、興味深かったりすることがあります。自分自身の視点を変える方法としては、以下のようなものがあります。

  • 外部からのフィードバックを得る

    • 外部からのフィードバックとは、地域に関係する人々や組織から得られる意見や感想のことです。例えば、地域に訪れた観光客や移住者、地域に関心を持つメディアや専門家などです。これらの人々や組織から得られるフィードバックは、自分では気づかなかった地域の魅力や特色を発見するきっかけになります。フィードバックを得る方法としては、インタビューやアンケート、SNSやブログなどのネット上の口コミなどがあります。

  • 他地域と比較する

    • 他地域と比較するとは、自分の地域と他の地域とを対照的に見てみることです。例えば、自分の地域では普通だけど他の地域では珍しいものや風習、自分の地域では不足しているけど他の地域では豊富なものやサービスなどです。これらの比較によって、自分の地域が持つ強みや弱み、差別化できるポイントや改善できるポイントなどを発見することができます。比較する方法としては、実際に他の地域に行ってみたり、インターネットや書籍などで調べたりすることがあります。

  • 過去から未来へ視野を広げる

    • 過去から未来へ視野を広げるとは、自分の地域の歴史や未来に目を向けてみることです。例えば、自分の地域がどのように発展してきたか、どのような変化があったか、どのような伝統や文化があるかなどです。また、自分の地域がどのような課題やチャンスに直面しているか、どのような未来を目指しているか、どのようなビジョンや目標があるかなどです。これらの視野を広げることによって、自分の地域が持つ価値や可能性、方向性や意義などを発見することができます。視野を広げる方法としては、地域の資料や記録、計画や予測などを参照したり、地域の関係者や専門家に話を聞いたりすることがあります。


  • ②ユーザーの視点に立つ

    • 地域の魅力や特色を見つけるためには、ユーザーの視点に立つことも必要です。ユーザーとは、自分が提供したいサービスやプロダクトの対象者や利用者のことです。例えば、地域に訪れる観光客や移住者、地域に住む住民や事業者などです。ユーザーの視点に立つことで、ユーザーが求めるニーズや価値を理解することができます。ユーザーの視点に立つ方法としては、以下のようなものがあります。

  • ユーザーインタビューを行う

    • ユーザーインタビューとは、ユーザーに直接話を聞くことです。例えば、ユーザーがどんな人なのか、どんな問題や課題を抱えているのか、どんなニーズや価値観を持っているのか、どんな行動や感情を示すのかなどです。これらの情報は、ユーザーが本当に求めているものを見つけるために役立ちます。ユーザーインタビューを行う際には、オープンエンドの質問を多く使い、ユーザーに深く話してもらうことが重要です。

  • ペルソナを作成する

    • ペルソナとは、ユーザーインタビューで得た情報をもとに作成する架空の人物像です。例えば、名前や年齢、性別や職業、趣味や嗜好などです。ペルソナは、ユーザーの特徴やニーズを具体的にイメージするために役立ちます。ペルソナを作成する際には、複数のタイプのペルソナを作り、それぞれにストーリーやシナリオを付け加えることが重要です。

  • 共感マップを作成する

  • 共感マップとは、ペルソナが感じる思考や感情、聞く言葉や見るものなどをマッピングするツールです。共感マップは、ペルソナが置かれている状況やコンテキストを理解するために役立立ちます。共感マップを作成する際には、ペルソナの視点になって、そのペルソナがどんなことを考えたり感じたりしたら、どんな言葉やものに反応したり興味を持ったりするのかを想像することが重要です。


  • ③自分のサービスやプロダクトとの関連性を見出す

    • 地域の魅力や特色を見つけるためには、自分のサービスやプロダクトとの関連性を見出すことも必要です。自分のサービスやプロダクトとは、自分が提供したいものや解決したい問題のことです。例えば、地域の農業を活用したキャンプ場や体験型農業教室などです。自分のサービスやプロダクトとの関連性を見出すことで、地域の魅力や特色を活かした価値提案や差別化戦略を考えることができます。自分のサービスやプロダクトとの関連性を見出す方法としては、以下のようなものがあります。

  • バリュープロポジションキャンバスを作成する

    • バリュープロポジションキャンバスとは、ユーザーのニーズや価値観と自分のサービスやプロダクトがどのようにマッチするかを可視化するツールです。バリュープロポジションキャンバスは、ユーザー側と自分側に分かれており、それぞれに以下の要素があります。

      • ユーザー側

        • ジョブ:ユーザーが達成したいことや解決したい問題

        • ペイン:ユーザーが感じる不満や困難

        • ゲイン:ユーザーが得たい利益や喜び

      • 自分側

        • プロダクト:自分が提供するサービスやプロダクト

        • ペインリリーバー:ユーザーのペインを軽減する方法

        • ゲインクリエイター:ユーザーのゲインを増加する方法

    • バリュープロポジションキャンバスを作成する際には、ユーザー側と自分側の要素をそれぞれ列挙し、それらがどのように対応するかを線で結ぶことが重要です。

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